日本代表・海外組 海外日本人選手

遠藤航の古巣浦和と対戦?シュツットガルト日本ツアー計画も独紙が障害指摘

遠藤航(写真奥は伊藤洋輝) 写真:Getty Images

 日本代表MF遠藤航、DF伊藤洋輝、MF原口元気らを擁するVfBシュツットガルトは、ブンデスリーガ(ドイツ1部)残留争いに巻き込まれている中、日本ツアーを計画しているようだ。

 シュツットガルトは今季ブンデスリーガ開幕から9戦未勝利とスタートダッシュに失敗すると、昨年10月にペッレグリーノ・マタラッツォ監督を解任。FIFAワールドカップ・カタール大会によるリーグ戦中断期間中にブルーノ・ラッバディア氏を招へいしたものの、今年2月以降に再び黒星が先行し、先月はじめに今季2度目の監督交代に踏み切っている。

 また今月14日のバイエル・レバークーゼン戦を1-1で終了。リーグ戦残り2試合で勝ち点29の獲得にとどまっており、ブンデスリーガ自動残留圏内の15位VfLボーフムから4ポイント差となっている。

 そんな中、ドイツ紙『シュトゥットガルター・ツァイトゥング』は「日本ツアーをはじめ、VfBシュツットガルトがアジアでの足がかりにしたいこととは?」という見出しのもと、今季終了後の来日計画をリポート。「シュツットガルトは日本での知名度をさらに高めたいと考えており、早ければ今年夏にもキャプテンの遠藤航の母国への遠征する」としながらも、実現の可能性がブンデスリーガ残留争いに左右される実情に触れている。

 また同メディアの報道によると、対戦相手の候補に浦和レッズが挙がっている模様。浦和は遠藤の古巣クラブであるほか、昨年10月には元日本代表MF長谷部誠所属のアイントラハト・フランクフルトとのパートナーシップを締結。ドイツ勢との関係を強化しているほか、今年3月に長谷部と契約延長した際にはドイツ国内でフランクフルトと対戦する可能性も報じられていた。

 なおシュツットガルト所属選手の去就については、ドイツ紙『Heidenheimer Zeitung』が先月末に「ブンデスリーガ残留争いの行方に関係なく、この夏も移籍金収入により黒字を達成しなければならない」と現有戦力の放出必至と主張。放出候補に遠藤が含まれているとしている。また伊藤については、セリエA(イタリア1部)ナポリがDFキム・ミンジェの後釜候補としてリストアップしたと伝えられている。