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ソシエダ、久保建英放出か「移籍金44億円以上で…」セリエA優勝ナポリ関心

久保建英 写真:Getty Images

 日本代表MF久保建英は今月はじめ、ラ・リーガ(スペイン1部)レアル・マドリード戦後にレアル・ソシエダ残留を宣言している。しかしここにきてセリエA(イタリア1部)ナポリ移籍の可能性が報じられているほか、ソシエダは巨額オファーが届いた場合に久保を放出するようだ。

 久保は昨年7月にレアル・マドリードからソシエダへ完全移籍。今季ここまでリーグ戦31試合の出場で8ゴール4アシストをマークするなど、主力選手として活躍している。また同選手とソシエダの契約期間は2027年6月までであり、現行契約には6000万ユーロ(約85億円)の契約解除条項が盛り込まれている。

 そんな久保は今月2日のレアル・マドリード戦後に「来シーズンは100%ソシエダでプレーします」と残留を明言。しかしイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』はナポリ移籍の可能性を報道。アイントラハト・フランクフルト所属MF鎌田大地やSCフライブルク所属MF堂安律、VfBシュツットガルト所属DF伊藤洋輝、ボルシア・メンヒェングラートバッハ所属DF板倉滉らとともにナポリの獲得候補に挙がっている。

 さらにスペインメディア『El Gol Digital』は今月14日、ソシエダが久保を放出する可能性について特集。これによると、イマノル・アルグアシル監督は同選手の放出を望んでいない模様。しかしクラブ幹部は3000万ユーロ(約44億円)~5000万ユーロ(約73億円)のオファーが届いた場合、交渉に応じる用意があるという。

 なおレアル・マドリードの専門サイト『ディフェンサ・セントラル』は先月27日に「レアル・マドリードは1年待って、2024年に久保の獲得を目指すことを念頭に置いている」とリポート。

 他クラブにとって同選手の獲得が困難である理由として、「レアル・マドリードは久保の保有権の50%を維持しているため、ソシエダが他クラブに同選手を放出する場合、レアル・マドリードは移籍金の50%を手に入れる。さらにソシエダは久保に届くすべてのオファーをレアル・マドリードに通知する必要がある」と綴っている。