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元柏レイソル・中村航輔に今夏移籍の噂が!W杯出場目標と現地紙見解

中村航輔 写真:Getty Images

 ポルティモネンセは日本代表GK中村航輔(27)、ブラジル人GKサムエル(27)、イラン代表GKパヤム・ニアズマンド(27)とゴールキーパー3人体制で今季後半戦を戦っていたが、3選手とも去就不透明であるようだ。7日、ポルトガル紙『O JOGO』が伝えている。

 今季のプリメイラリーガ(ポルトガル1部)では、サムエルがほぼ全試合で先発出場。中村航輔はニアズマンドとバックアッパー1番手を争う中、リーグ戦2試合と国内カップ戦1試合でゴールマウスを守っていた。

 また、先月14日のプリメイラリーガ最終節・マリティモ戦ではおよそ3カ月半ぶりの先発出場ながらも、好セーブを連発。無失点での勝利に大きく貢献し、ポルトガルメディア『Goal Point』から「ナカムラはパウロ・セルジオ監督から与えられたチャンスをものにした。今シーズン最終戦で2022/23シーズンのオプションになる可能性があることを証明した」と評価されていた。

 ただ、『O JOGO』は中村航輔とニアズマンドの去就について「彼らに他のクラブも関連付けられている」と見解を披露。FIFAワールドカップ・カタール大会出場を目指すためにも、より多くの出場機会を求める可能性にふれている。

 またイラン『タスニム通信』は先月末、ニアズマンドがイラン1部の強豪ペルセポリスFC加入で個人合意に達したと伝えている。

 一方、サムエルにはウディネーゼをはじめセリエAの複数クラブが関心を寄せている模様。ポルティモネンセは昨年に同選手と2026年6月までの新契約を結んでいたが、移籍金500万ユーロ(約7億2000万円)以上のオファーが届けば交渉に応じるようだ。

 なお、中村航輔は昨年1月に柏レイソルからポルティモネンセへ完全移籍。ポルティモネンセとの契約期間は2023年6月までと伝えられている。およそ1年半にわたり公式戦での出番がほとんどないだけに、選手サイドが今後どのような決断を下すのか注目が集まる。