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日本代表は「W杯組合せ」項目で最低点…米メディアが出場29カ国のランク付け実施

日本代表の選手たち 写真:Getty Images

 サッカー日本代表は今年11月にFIFAワールドカップ・カタール大会に臨む。そんな日本代表についてアメリカメディア『ESPN』は、出場が確定している29か国で最もグループリーグの組み合わせに恵まれなかったと捉えているようだ。

 日本代表はカタールW杯アジア最終予選を7勝1分2敗、グループB2位で終えてW杯本大会出場権を獲得。ただグループリーグではW杯優勝国であるスペイン代表やドイツ代表と対戦することが決まっており、海外では日本代表のグループリーグ敗退を予想する声が上がっている。

 『ESPN』はカタールW杯開幕まで残り200日となる中、5月5日に独自の採点方式に基づいてすでにW杯出場が確定している29か国の格付けを実施。「先発メンバーの布陣」、「サブメンバーの充実度」、「監督」、「ベストプレーヤー」、「W杯での過去成績」、「代表チームの現状」、「選手の市場価値」、「組み合わせ抽選会の結果」と8項目で10段階評価を行い、これらの合計ポイントによりランキング付けを行っている。

 これによると、日本代表は合計38ポイントで29か国中25位に。「先発メンバーの布陣」や「代表チームの現状」、「ベストプレーヤー」の3項目で6ポイントを獲得したものの、「組み合わせ抽選会の結果」で全29か国中ワーストとなる2ポイントを叩き出している。

 また、先発メンバーの布陣について「大半の選手がヨーロッパでプレーしている。そして彼らは最近の試合では良いパフォーマンスを見せている」と説明されており、キープレーヤーにリバプール所属のFW南野拓実(27)やアーセナル所属のDF冨安健洋(23)の名前が挙がっている。

 サブメンバーの充実度について「先発メンバーほどのクオリティはないが、ベンチメンバーも世界有数のリーグでプレーしており、国際経験もある」と5ポイントの評価に。森保一監督の采配は「モリヤスはこれまでずっと日本国内で監督キャリアを積み、ロシアW杯後に日本代表監督に就任した。良いチームを作るのに苦労し最終予選の開幕当初は不調だったが、気持ちよく最終予選を突破することができた」と評されており、5ポイントが与えられている。

 そして日本代表の現状については「ここ数年間において最も調子が良い。最終予選のオーストラリア戦ではアウェイで貴重な勝利を収め、W杯への切符を手にした」と6ポイントの評価に。ただ組み合わせ抽選会の結果については「抽選で最も恵まれなかった国のひとつだ。まさしくドイツやスペインと対戦しなければならない」と述べられ、2ポイントと最低評価を与えられている。

 なお、この『ESPN』の格付けではブラジル代表が71ポイントを獲得して1位となっているほか、2位以下はフランス代表、アルゼンチン代表、イングランド代表となっている。また、日本代表と対戦するドイツ代表は65ポイントを獲得して5位に。スペイン代表は62ポイントで6位となっている。