日本代表・海外組 海外日本人選手

遠藤航が今夏退団否定も…過去の発言に独メディア注目「プレミアリーグから関心あれば…」

遠藤航 写真:Getty Images

 VfBシュツットガルト所属の日本代表MF遠藤航(29)はチームのブンデスリーガ残留争いに集中しているが、プレミアリーグ挑戦に関する過去の発言が注目を集めているようだ。

 同選手は今季からキャプテンを任せらると、ブンデスリーガの舞台でほぼ全試合で先発出場している。ただ、先月16日の第30節・マインツ戦を新型コロナウイルス感染により欠場。その後のリーグ戦2試合で本来のパフォーマンスを発揮できず、地元メディアから批判を受けていた。

 また、VfBシュツットガルトは4月以降リーグ戦で3分2敗と勝利がなく、残り2試合の時点で2部入れ替え戦圏内の16位に低迷。2部降格圏内の17位アルミニア・ビーレフェルトから2ポイント差とブンデスリーガ残留が厳しい状況となっている。

 その中ドイツメディア『フースバル』は5日、「VfBシュツットガルト退団の可能性についてエンドウが語ったこと」という見出しのうち、遠藤航の去就に関する特集記事を掲載している。

 遠藤航は昨年8月にドイツ紙『キッカー』のインタビューを受けた際、「僕としては、ブンデスリーガ王者だった頃の位置にチームを導きたいという思いが強いですね。シュツットガルトでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場したいです」と語っていた一方で、将来的なプレミアリーグ挑戦に対する思いも明かしていた。

 これについて『フースバル』は「エンドウは『もし、イングランドのトップクラブからの関心があれば、間違いなく耳を傾けるでしょうね』と語っていた。VfBシュツットガルトが残留できなかった場合には、今シーズン終了に(彼の思いは)実現するのだろうか」と説明。過去の発言に焦点を当てた上で、2部降格時におけるプレミアリーグ移籍実現の可能性に触れている。

 ただ、本人は「もし、VfBシュツットガルトがブンデスリーガに残留できなかった場合、シーズン終了後に移籍する可能性はあるか」という質問に対して「今のところ、そのことは考えていません。僕はVfBシュツットガルトとともにブンデスリーガに残留することに集中しています」と回答。現時点では今季終了後の移籍を検討していないことを明言していた。