明治安田生命J1リーグの名古屋グランパスに所属する元オーストラリア代表GKミッチェル・ランゲラック(33)が、オーストラリア代表のFIFAワールドカップ・カタール大会出場の可能性について語った。4日、オーストラリアメディア『FTBL』が伝えている。
オーストラリア代表はカタールW杯アジア最終予選・グループBを3位で終了。日本代表とサウジアラビア代表にW杯本大会出場権を譲る形となった。これにより、来月7日にアジア・プレーオフでグループA3位のUAEと対戦することが決定。UAE戦で勝利した場合には、6月13日の大陸間プレーオフでW杯南米予選5位のペルーと対戦することになっている。
W杯出場にむけてより厳しい状況に置かれたオーストラリア代表だが、ランゲラックは「多くの人がこの先の展開に不安を抱いていることは理解できるけど、僕は彼らが成功することを確信しているんだ」とW杯出場権獲得が可能という見解を示している。
そして「確かに3月(の日本戦とサウジアラビア戦)は少し力不足だった。だけど、トム・ロギッチとアーロン・ムーイが戻ってくれば、目の前の課題が解消されてチーム全体が変わるかもしれないと思っている」とコメント。セルティックの主力選手であるMFトム・ロギッチ(29)らの復帰による変化に期待を寄せている。
また、オーストラリア代表がロシアW杯グループリーグのペルー戦で敗れていることに話題が及ぶと「ペルー相手に勝利することは可能だよ。今の代表チームの中にはロシアW杯を経験したメンバーもいる。それにここ数年間は何度も中東で予選を戦ってきたし、それが少しはアドバンテージになるだろうね」とプレーオフの中東開催がプラス材料になると主張。
「オーストラリア代表にとって決して簡単な道のりではない。それでも代表チームには強靭なメンタリティを持った質の高い選手たちがいるわけだし、そうした選手がいることは結果を出すために必要な要素なんだ。僕ももちろん代表戦を見るよ。W杯出場権を獲得すれば、オーストラリアサッカー界にとって大きな出来事だからね」とオーストラリア代表にエールを送った。
コメントランキング