Jリーグ ヴィッセル神戸

Jリーグ移籍の噂も…PSG所属セルヒオ・ラモスの不安材料をスペイン紙指摘

セルヒオ・ラモス 写真:Getty Images

 パリ・サンジェルマン(PSG)所属のスペイン代表DFセルヒオ・ラモス(36)はJリーグ移籍が噂されているほか、移籍先候補にヴィッセル神戸が挙がっている。ただ、Jリーグ挑戦を決断する場合にはやや不安を抱える可能性があるようだ。3日、スペイン紙『エル・ムンド』が伝えている。

 セルヒオ・ラモスは昨年6月にレアル・マドリードを契約満了により退団し、PSGへ加入。しかし今季は度重なる怪我に悩まされると、ここまで公式戦わずか11試合の出場にとどまっているほか、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では全試合欠場していた。

 また、選手本人は先月にクラブ公式チャンネル『PSG TV』のインタビューで「PSGのユニフォームを着てから数時間しかピッチに立っていない。サッカー選手として最高のものを出せなかった。PSGでもう一度プレーして、自分の持っているものをすべて発揮したいね」とコメント。PSG残留の意思を示していた。

 しかしフランス紙『ル・パリジャン』は先月20日、「セルヒオ・ラモスは今シーズンの大半をケガで棒に振った。彼とPSGの契約は2023年6月まで残っているが、PSGは今シーズン終了後に彼のクラブでの時間を終わらせる用意がある」と報道。「彼はクラブをCL制覇へ導くべく契約した選手だ。高額年俸を受け取っている上に、今シーズンCL全試合を欠場したという事実はPSGにとって特に不満の残るものとなっている」とPSGが同選手を来季の構想に含めていない理由を説明していた。

 その中、『エル・ムンド』はセルヒオ・ラモスの去就について「彼は美しくとも困難な1年を過ごした後、パリを去ることになる。サッカーでの成功にもかかわらず、多くの怪我に見舞われた。次の行き先はマイアミや日本になるだろう」と報道。Jリーグ移籍の可能性があると主張する一方、「」セルヒオ・ラモスと妻のピラール・ルビオさんがいずれもフランス語を話せない現状にも触れている。

 なお、スペイン紙『ラ・ラソン』は今年3月末に「セルヒオ・ラモスに対する最新のオファーは地球の裏側から来た。具体的には日本である。日本のブランドである『ミズノ』と彼のスポンサー契約の結果として生じた」と伝えるとともに、Jリーグにおける具体的な移籍先候補としてヴィッセル神戸の名前を挙げていた。

 ラ・リーガ(スペイン1部)やCLなど、これまで数多くのタイトルを獲得してきたセルヒオ・ラモス。言語の壁がJリーグ移籍の障壁になるかもしれない。