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旗手怜央“不安説”をポステコグルー監督一蹴!「一般的に1月の獲得選手は…」

旗手怜央 写真:Getty Images

 セルティック率いるアンジェ・ポステコグルー監督は、日本代表MF旗手怜央(24)の状態面を不安視する周囲の意見を一蹴した。23日、英紙『ザ・ヘラルド』が伝えている。

 同選手は昨年12月31日に川崎フロンターレからセルティックへ完全移籍により加入。1月16日のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第21節・ハイバーニアン戦でデビューすると、いきなりマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出。さらに2月2日に行われたレンジャーズとのダービーマッチでは2ゴール1アシストをあげてチームの勝利に貢献していた。

 そんな旗手怜央はセルティック加入以降、公式戦17試合に出場して4ゴール3アシストをマーク。セルティックの中盤でレギュラーに定着している。ただ先月にはパフォーマンスの低下により批判を受けていたほか、本人も日本国内メディアのインタビューで疲労蓄積を示唆。

 セルティックの専門サイト『67 HAIL HAIL』は同選手について「ハタテのコメントはセルティックサポーターに共感を呼ぶと同時に、ちょっとした心配も引き起こした。一部では彼が(周囲から)求められるプレーのレベルを継続して発揮できないのではないかという見方もある。休養が必要かもしれない」と伝えていた。

 しかし、アンジェ・ポステコグルー監督は24日にスコティッシュ・プレミアシップの優勝決定プレーオフ第1節・ロス・カウンティ戦を控える中、記者会見で「レオは元気だ。ダイゼン(前田大然)やグッチ(井手口陽介)もそうだけど、彼らは3、4ヶ月前にやってきたばかりだ」と旗手怜央が問題を抱えていないと主張。

 指揮官は「新しい環境に身を置くときは、つねに困難を伴う。特に新しい国に来たときはそうだけど、彼はトレーニングでよくやっている」

 「1月にやって来た時から、彼らは傑出していたんだ。3人の選手がチームにやって来てすぐにインパクトを与えたというのことは、他クラブではなかなか見られないだろう。一般的に1月に獲得した選手をレギュラーに定着させて、即戦力とするのは難しい。だが、彼らは本当によくやってくれている」と語るなど、旗手怜央や前田大然、井手口陽介に対して信頼感を寄せていることを強調している。