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田川亨介に「殺し屋」命名!3戦連発でポルトガルメディアの評価急上昇

田川亨介 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグのFC東京からCDサンタ・クララへレンタル移籍中のFW田川亨介(23)が、23日開催のリーグ戦で2ゴールをマーク。ポルトガルメディア『MAIS FUTEBOL』が同選手に最高評価を与えている。

 田川亨介は今年1月18日にFC東京から1年半レンタルによりCDサンタ・クララへ加入することが正式決定。2月1日のプリメイラリーガ(ポルトガル1部)第20節・ボアヴィスタ戦でデビューし、いきなりゴールをマーク。ただ、先月までは一度もスタメンに抜てきされず、7試合中4試合の途中出場と出番が限られていた。

 しかし、今月10日の第29節・エストリル戦で移籍後初めて先発出場すると、今季2得点目をあげてチームの勝利に貢献。15日開催の第30節・アロウカ戦でも同点ゴールを決めるなど好調を維持していた。

 その中で23日に迎えた第31節・マリティモ戦でも先発出場。前半5分にカウンターの局面でゴール前に駆け上がると、ペナルティエリア内に供給されたパスにスライディングであわせて先制ゴールをあげる。さらに1-0で迎えた前半33分には左サイドからのスルーパスに反応。絶妙なタイミングで相手ディフェンスラインの裏に抜け出すと、最後はゴールキーパーとの1対1でループシュートを放ちゴールネットを揺らしている。

 『MAIS FUTEBOL』はリーグ戦3試合つづけてゴールをあげた田川亨介をマリティモ戦のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選出。同選手のパフォーマンスを「タガワはつねに良いポジションをとり、チームプレイをサポートしている。彼はゴールへの嗅覚がある。自身のクオリティを発揮するべく(新たな環境に)慣れるための時間を必要としなかった。9試合で5ゴール、3試合つづけてゴールを決めている。“Killer(キラー)”は日本語で何と言うのだろうか?」と称えている。

 なお、CDサンタ・クララは田川亨介の2ゴールでリードしていたものの、後半に2失点を喫してドローに。日本代表MF守田英正(26)は先日、ポルトガル国内の強豪スポルティングCPへ移籍する可能性について地元紙のインタビューで明かしたことによりクラブから懲戒処分を受けたが、マリティモ戦でも後半途中からピッチに立っている。