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「スアレスと比較も…」リーズに南野拓実獲得を英メディア推奨!「今夏の最優先事項」

南野拓実 写真:Getty Images

 リバプール所属の日本代表FW南野拓実(27)は今季終了後の退団が噂されている。その中、英メディア『FOOTBALL FANCAST』が23日、リーズ・ユナイテッドが今年1月につづいて今夏の移籍ウィンドウでも南野拓実の獲得に動きべきだと主張している。

 同選手は昨年7月にレンタル先のサウサンプトンからリバプールに復帰したが、今季もここまで公式戦8試合の出場にとどまっているほか、プレミアリーグではスタメン出場がない。また、先月下旬の代表ウィーク後は一度も公式戦のピッチに立っておらず、周囲からはリバプールで構想外になったという見方が広まっている。

 そんな南野拓実の去就を巡っては、今年1月にリーズ・ユナイテッドやリーグアン(フランス1部)のASモナコなどがリバプールに対して獲得の打診を行ったものの、リバプールはオファーを却下。選手本人もリバプール残留を望んでいると報じられていた。ただ、今年2月にリーズ・ユナイテッド移籍の噂が再燃すると、先月にはボルシア・ドルトムントやラツィオへ移籍する可能性が伝えられている。

 その中、『FOOTBALL FANCAST』は「リーズ・ユナイテッドはミナミノの獲得に乗り出すべき」という見出しをうち、リーズ・ユナイテッドの動きについて「1月の移籍市場で、リーズはリバプールのミナミノを獲得する可能性があると言われていた。結局1月には何も得られず、彼はアンフィールドに留まった」と説明。

 また、南野拓実のリバプールにおける現状については「しかし、リバプールにはモハメド・サラー、サディオ・マネ、ディオゴ・ジョッタ、ルイス・ディアスといった選手がおり、ミナミノはプレミアリーグでレギュラーを奪うのが難しい状況となっている。今シーズンここまで全コンペティションで23試合に出場し、そのうちスタメンは8試合のみだ」

 「しかし、彼はレギュラーポジションを得られていないにもかかわらず、9ゴールを挙げており、攻撃的な選手であることを証明している」と綴るなど、出場機会が少ない中でも結果を残している点で高く評価している。

 さらに「過去にユルゲン・クロップ監督から完璧なパフォーマンスだと称賛された週給7200ポンド(約120万円)のウィンガーは、ジャーナリストのイアン・ドイル氏から元リバプールのストライカー、ルイス・スアレスと比較されることもあった。スアレスはクラブで695試合に出場し、437ゴールを記録しており、これはかなりの賛辞といえるだろう」と現在アトレティコ・マドリードに所属するウルグアイ代表FWルイス・スアレス(35)と南野拓実が比較された過去を紹介。

 そして南野拓実の去就について「彼がこの夏にレギュラーを求めてアンフィールドに別れを告げることになった場合、リーズ・ユナイテッドが再び獲得に乗り出すことは間違いないだろう。前所属のレッドブル・ザルツブルクでは、(ジェシー・)マーシュの指揮のもと22試合に出場し20ゴールに貢献したことを考えると、この2人の再会はリーズにとって天国のような出来事となるかもしれない」

 「また、今シーズンのリーズはなかなかゴールを決めることができず、ミナミノのような攻撃的でクリエイティブなタレントをチームに迎え入れることは、今後より強力なチームとなるために必要なことかもしれない。夏のウィンドウを念頭に、リバプールから追放されたミナミノを獲得することは、リーズの最優先事項だ」と結論付けている。