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浦和、ユンカーと3年契約締結!MLSクラブとの交渉破談も明らかに

キャスパー・ユンカー 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの浦和レッズは、元デンマークU21代表FWキャスパー・ユンカー(27)と複数年契約締結で合意に達したようだ。23日、デンマーク紙『BT』が伝えている。

 ユンカーは昨年4月にエリテセリエン(ノルウェー1部)のFKボデ/グリムトから浦和レッズへ完全移籍。チームの得点源として周囲から信頼を寄せられる中、シーズン終盤にコンディション不良に悩まされたものの、リーグ戦15試合の先発出場で9ゴールをマーク。また、昨年12月19日に行われた天皇杯決勝・大分トリニータ戦ではスタメンに抜てきされると、後半途中までプレー。ゴールこそあげられなかったものの、浦和レッズの天皇杯優勝に大きく貢献している。

 同選手の去就を巡っては、今夏の移籍ウィンドウでヴィッセル神戸が浦和レッズに対して移籍金3750万デンマーククローネ(約6億6000万円)によるオファーを提示していたものの、浦和レッズが却下したとデンマークメディアが報道。本人はデンマークメディアの取材に対して、浦和レッズとの契約延長を望んでいることを明かしていた。

 ただ、昨夏の浦和レッズ残留後もEFLチャンピオンシップ(イングランド2部)の複数クラブやリーグアン(フランス1部)のナント、セリエA(イタリア1部)のジェノアなどが移籍先候補に挙がっていた。

 しかし、『BT』の報道によると、選手サイドは浦和レッズとの2024シーズン終了後までの新契約締結で合意に至ったとのこと。くわえて、メジャーリーグサッカー(MLS)のフィラデルフィア・ユニオンが同選手の獲得を狙ったものの、条件面で折り合いがつかず交渉破談となっていたようだ。

 なお、ユンカーは今月20日から沖縄キャンプに合流している。同選手の望みが実現したことにより、浦和レッズサポーターは歓喜に沸いているはずだ。