Jリーグ アルビレックス新潟

「五郎丸さんにも届いてる」新潟監督の“名言”がラグビー界にも波及「若者にはミスを…」

五郎丸歩 写真提供: Gettyimages

 アルビレックス新潟を率いるアルベルト・プッチ・オルトネダ監督は、今月3日開催の明治安田生命J2リーグ第37節・ジュビロ磐田戦で先発起用したFW小見洋太(19)に激励の言葉を送っている。この同監督のメッセージは多くの反響を呼んでいるが、ラグビー界のトップアスリートからも注目を浴びているようだ。

 高卒1年目の小見洋太は、先月30日に行われた第36節・ファジアーノ岡山戦で後半キックオフからピッチに立ってプロデビュー。そしてジュビロ磐田戦ではプロ初先発を飾ったものの、フリーキックの場面における自らのミスから失点を招いていた。

 同選手は試合翌日に「J初スタメン。自分の一つのミスがチームの敗戦に繋がってしまい、同時にチームの昇格の可能性を消滅させてしまったことに対して責任を感じています。必ず取り返します。プロとは結果が出ないと篩い落とされていく世界です とにかく結果を求めて最後まで闘い抜きます。熱い応援ありがとうございました」とSNSに投稿する。

 すると、アルベルト監督が同選手の投稿を引用リツイート。そして「若者にはミスを犯す権利がある。若者が犯してはいけない唯一のミスは、勇気を持たないこと。勇敢に戦った結果のミスを気にする必要なんてない。コミ、引き続きプレーヤーとして、そして人として成長してくれることを期待してるぞ」とメッセージを送っていた。

 この若手選手を鼓舞する言葉は、アルビレックス新潟サポーターをはじめ多くのJリーグファンに感動をもたらしている。その中、長年にわたり日本ラグビー界をけん引してきた五郎丸歩氏も反応。今月6日にSNSで「『若者にはミスを犯す権利がある』犯してはいけないミスは『勇気を持たないこと』 新潟・アルベルト監督」と投稿している。

 これには、SNSユーザーから「同意!」、「いい言葉だね」と多くの共感を呼んでいるほか、Jリーグファンからは「五郎丸さんにも届いてる!」、「レジェンドまで反応してくれた」と驚きの声が上がっている。

 若手選手の育成をはじめ、チーム全体の底上げを図ってきたアルベルト監督は、これまでも数多くの称賛を受けてきた。その中での小見洋太に対する言葉は、日本のスポーツ界に大きな影響を与えている。