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冨安健洋の活躍で70億円以上捻出!?アーセナルがポルトガル代表DFら4選手売却か

冨安健洋 写真提供: Gettyimages

 アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋(23)は7日、プレミアリーグ第11節・ワトフォード戦でフル出場してチームの勝利に貢献した。その中、イギリスメディア『フットボールロンドン』は、同選手の活躍がアーセナルの編成面に影響を与える可能性について伝えている。

 冨安健洋は今夏にボローニャからアーセナルへ完全移籍すると、先月11日開催のプレミアリーグ第4節・ノリッジ・シティ戦でデビュー。すぐに右サイドバックのポジションでレギュラーに定着すると、その後はトッテナム・ホットスパーとのダービーマッチをはじめここまでリーグ戦7試合つづけてフル出場。アーセナルは同選手の加入以降、リーグ戦で6勝2分と調子を上げている。

 一方、右サイドバックを本職とするDFカラム・チェンバース(26)やポルトガル代表DFセドリック・ソアレス(30)は、冨安健洋が加入してから出場機会が減少。特に前者は9月中旬以降、リーグ戦全試合でベンチ外となるなど、ミケル・アルテタ監督のもとで厳しい立場に置かれている。

 その中、『フットボールロンドン』は、アーセナルが上記の2選手にくわえて、DFエインズリー・メイトランド=ナイルズ(24)と現在レアル・ベティスにレンタル移籍中のスペイン代表DFエクトル・ベジェリン(26)の放出に踏み切る可能性があると主張。4選手合計の市場価値が4800万ポンド(約73億5000万円)にも及ぶことから、巨額の売却益を手に入れる可能性があると主張している。

 また、冨安健洋のバックアッパーとして、アーセナルU23に所属するDFライアン・アレビオス(19)を推奨。同選手は今季、プレミアリーグ2(リザーブチームが所属するリーグ戦)で6試合に出場して1ゴール4アシストをマーク。攻撃的な右サイドバックとして頭角を現している。

 冨安健洋がすでにアーセナルのサポーターやアルテタ監督から信頼を得る中、アーセナル上層部にとって守備陣の人員整理が今冬の移籍ウィンドウにおける課題となりそうだ。