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遠藤航に不安材料が!シュツットガルト不振の要因を地元メディア解説「失点の約半分は…」

遠藤航 写真提供: Gettyimages

 日本代表MF遠藤航(28)を擁するVfBシュツットガルトは、ブンデスリーガで苦戦を強いられている。その中、ドイツの公共放送『南西ドイツ放送』は3日、不振の要因に遠藤航のパフォーマンスを挙げた。

 遠藤航は昨季ブンデスリーガで33試合に先発出場。ペルグリノ・マタラッツォ監督やチームメイトから信頼を寄せられると、今季からキャプテンを務めており、ここまでリーグ戦全10試合でキャプテンマーク巻いてフル出場している。しかし、シュツットガルトは第10節終了時点で2勝4分4敗と黒星が先行。勝ち点10の獲得にとどまっており、13位に低迷している。

 その中、『南西ドイツ放送』は「ワタルはブンデスリーガで最多のタックル数を誇っている。なのに、守備が安定していない。失点のおよそ半分は、自分たちのボールロストから喫したものである。シュツットガルトにとって、ボールロストが最大の問題だ」と守備面で改善すべきポイントを指摘している。

 くわえて、遠藤航については「彼のような信頼できる選手でさえもボールロストが目立っている。この日本人選手はオリンピックに出場していた。そのため準備期間が短く、休みもほとんどなかった。疲れているように見える」と指摘。東京五輪男子サッカー競技の全6試合で先発出場したことによる疲労蓄積が現在のパフォーマンスに影響を与えているという見解を示した。

 なお、シュツットガルトは先月31日開催の第10節・アウクスブルク戦で先制ゴールを奪ったものの、4失点を喫して敗れている。『南西ドイツ放送』は敗因として、DFコンスタンティノス・マヴロパノス(23)の欠場やDFマルク=オリバー・ケンプフ(26)が負傷交代を挙げている。