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清水など複数クラブから関心のタイ代表MFが負傷…来季Jリーグ挑戦は微妙に

清水エスパルスのホーム IAIスタジアム日本平 写真提供: Gettyimages

 タイ・リーグ1(タイ1部)のサムットプラーカーン・シティFCに所属するタイ代表MFジャルンサック・ウォンコーン(24)は、清水エスパルスをはじめJリーグの複数クラブからの関心が伝えられていた。しかし、同選手は来年のJリーグ挑戦が微妙になっているようだ。2日、タイメディア『サイアムスポーツ』が報じた。

 ウォンコーンは、鹿島アントラーズを率いた過去をもつ石井正忠監督のもとで、2020/21シーズンのリーグ戦全30試合中29試合に先発出場して15アシストをマーク。そして今季もここまでリーグ戦8試合で先発メンバーに名を連ねると、1ゴール3アシストと結果を残していた。

 しかし、同選手は先月31日開催のタイ・リーグ1第10節・ラーチャブリー戦で、前半35分に負傷交代。MRI検査の結果、右ひざの靭帯損傷が確認されており、手術を受けるとのこと。また、トレーニング復帰までは4~6か月を要する見込みであることから、12月5日から来年1月1日にかけて開催予定のスズキカップ(東南アジアサッカー選手権)を欠場することが確実となっている。

 そのウォンコーンの去就を巡っては、以前に清水エスパルスからの関心が伝えられると、昨季終了後には鹿島アントラーズが同選手をリストアップ。さらにモンテディオ山形やV・ファーレン長崎も獲得へむけた動きを見せているとタイ国内で伝えられるなど、Jリーグの複数クラブによる争奪戦が予想されていた。

 ただ、ウォンコーンの復帰が最短でも2月末であることから、今回の負傷離脱が同選手のJリーグ挑戦を阻むものになる可能性が高いと考えられそうだ。