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「浪人から赤い侍へ」原口元気を地元紙絶賛!バイエルン戦で1アシスト

原口元気 写真提供:Gettyimages

 ウニオン・ベルリンに所属する日本代表MF原口元気(30)は、先月30日開催のブンデスリーガ第10節・バイエルン・ミュンヘン戦で1アシストをマークしていた。そんな原口元気に対する現地での評価が高まっているようだ。2日、ベルリンの地元紙『ベルリナー・クーリエ』が伝えている。

 原口元気は昨季終了後に2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のハノーファーを契約満了により退団し、ウニオン・ベルリンへ加入。今季は開幕節のバイヤー・レバークーゼン戦でスタメンに名を連ねるなど、ここまでトップ下を主戦場にリーグ戦7試合で先発出場。昨季のブンデスリーガ覇者であるバイエルンとの一戦では、0-3で迎えた43分にDFニコ・ギーセルマン(30)のゴールをアシストした。

 『ベルリナー・クーリエ』は「浪人から赤い侍へ」という見出しで原口元気を取り上げると、ヘルタ・ベルリン在籍時の印象について「まだ若く、自分自身にプレッシャーをかけすぎていたことにより、プレーが窮屈さがあった」と回顧している。

 そしてウニオン・ベルリン加入当初のプレーについても、強固な守備ブロックを敷きつつ、プレッシングを仕掛けるチーム戦術にフィットしていなかったことを指摘した上で「鉄の中の“浪人”のようだった」と形容。しかし、徐々にウニオン・ベルリンの戦い方に慣れてレギュラーに定着したことから、今の原口元気の姿を「赤い侍」と例えている。

 なお、ウニオン・ベルリンはブンデスリーガ第10節終了時点で4勝4分2敗と善戦。勝ち点16を獲得しており、首位のバイエルンから9ポイント差の6位につけている。