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南野拓実が「プレミアを離れるべき選手5選」に…「ペースの速さや…」と英メディア指摘

南野拓実 写真提供: Gettyimages

 リバプールに所属する日本代表MF南野拓実(26)は、今季ここまで出場機会に恵まれていない。その中、イギリスメディア『sportskeeda』は20日、同選手やマンチェスター・シティのイングランド代表FWラヒーム・スターリング(26)など5選手を「プレミアリーグを離れるべき選手」として紹介している。

 南野拓実は、昨年1月にオーストリア1部の強豪レッドブル・ザルツブルクからリバプールへ完全移籍により加入。しかし、昨季はし烈なポジション争いで後れをとり出場機会を失うと、今年1月にリバプールからサウサンプトンへ買い取りオプションのないレンタル移籍により加入。サウサンプトンでもプレミアリーグ9試合の先発出場にとどまり、シーズン終了後にリバプールへ復帰していた。

 同選手は今夏退団が噂されたものの、リバプールが前線での新戦力獲得に動かなかったこともあり、残留。先月21日開催のカラバオカップ(イングランドのリーグカップ戦)3回戦・ノリッジ戦では今季初出場ながらも2ゴールをマークするなど、ユルゲン・クロップ監督にアピールしていたが、プレミアリーグではいまだに出番が訪れておらず、依然として厳しい立場に置かれている。

 その中、『sportskeeda』は南野拓実について「当時ザルツブルクに所属していた彼は、2019年10月に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージでリバプールと対戦した。そのパフォーマンスが非常に印象的だったため、多くのリバプールの選手がクラブに対して彼との契約を求めた」とリバプール加入に至る背景を説明している。

 そして同選手に対してプレミアリーグのクラブから離れることを推奨する理由として「ミナミノはザルツブルク在籍時にスター選手として活躍した。しかし、プレミアリーグ特有のペースの速さやフィジカルの強さに馴染めていない。そのため、プレミアリーグ以外のクラブへの移籍は、間違いなく彼のキャリアが復活するための後押しになるだろう」と説明している。

 なお、『sportskeeda』は南野拓実やスターリング以外に、マンチェスター・ユナイテッドのオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベーク(24)やチェルシーのモロッコ代表MFハキム・ツィエク(28)、ドイツ代表FWティモ・ベルナー(25)の3選手もプレミアリーグ以外のクラブに移籍すべき選手としてピックアップしている。

 今月に入ってニューカッスル・ユナイテッドや昨季のスュペル・リグ(トルコ1部)覇者であるベシクタシュへの移籍の噂が取りざたされてる南野拓実だが、今後どのような決断を下すのか注目が集まる。