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板倉滉、来季シャルケ残留熱望!「もう一度ブンデスリーガで…」買取OPの金額は…

板倉滉 写真提供:Gettyimages

 シャルケに所属する日本代表DF板倉滉(24)は、加入からわずか2カ月間ですでに守備陣で必要不可欠な戦力となっている。そんな板倉滉が来季以降の去就に関する思いを語った。20日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 板倉滉は8月19日にマンチェスター・シティからシャルケへのレンタル移籍が正式決定すると、2日後の2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第4節・ヤーン・レーゲンスブルク戦でデビュー。代表ウィーク明けの先月12日に行われた第6節・パダーボルン戦ではリベロ(3バックの中央のポジション)で先発出場して勝利に貢献すると、その後もリーグ戦4試合つづけてフル出場。今月16日開催の第10節・ハノーファー戦では3試合連続となる無失点での勝利に大きく貢献している。

 そんな板倉滉は、すでに現地のサポーターから絶大な支持を得ているほか、かつてシャルケで7シーズンにわたり活躍した内田篤人氏と比較する声も上がっている。その中、本人はドイツメディアの取材に対して「ここ(シャルケ)での時間をとても楽しんでいますね。ファンは最高ですし、コンディションもとても良いです。このクラブはもう一度ブンデスリーガで戦うべきですし、僕個人としては来シーズンも(シャルケで)プレーしたいと思っています」と語っている。

 シャルケは板倉滉を1年レンタルにより獲得した際、マンチェスター・シティに対してレンタル料として50万ユーロ(約6700万円)を支払っている。また、買い取りオプションは450万ユーロ(約6億円)に設定されているが、シャルケはブンデスリーガ昇格を果たした場合にのみ行使するとドイツ国内の複数メディアが伝えている。

 なお、シャルケのルーベン・シュレーダーSD(スポーツディレクター)はドイツメディアのインタビューに応じた際、板倉滉の獲得にむけて選手サイドと交渉を行った際、同選手がトップディビジョン(1部リーグ)でのプレーを望んでいたことを明かしている。リーグ戦3連勝で一気に3位まで浮上したシャルケだが、果たしてこの調子をどこまで維持できるのだろうか。