日本代表・海外組 海外日本人選手

「日本代表戦後に練習できなかったが…」浅野拓磨をボーフム監督が絶賛したわけとは…

浅野拓磨 写真提供: Gettyimages

 日本代表FW浅野拓磨(26)を擁するVfLボーフムは、16日開催のブンデスリーガ第8節・グロイター・フュルト戦で1-0と勝利した。チームを率いるトーマス・レイス監督は、代表戦を終えたばかりの同選手のパフォーマンスを称えている。19日、ドイツメディア『Revier Sport』が伝えた。

 浅野拓磨はセルビア1部の強豪パルチザンとの契約解除に踏み切り、ブンデスリーガ昇格組のVfLボーフムへ加入。開幕当初は筋肉に問題を抱えたため3試合で欠場を余儀なくされていたが、先月26日に行われた第6節・VfBシュツットガルト戦で復帰していた。

 また、同選手は森保一監督率いる日本代表に招集されると、FIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選・サウジアラビア戦で先発出場。そしてオーストラリア戦では後半途中からピッチに立つと、自らの強烈なシュートにより勝ち越しゴールを演出していた。

 一方、VfLボーフムはブンデスリーガ第7節終了時点で1勝1分5敗と下位に低迷。その中で迎えた最下位に沈むグロイター・フュルトとの直接対決では、80分に先制点を奪い1-0と勝利している。そして浅野拓磨はこの重要な一戦で62分からピッチに立っていた。

 試合後、レイス監督は浅野拓磨について「代表戦後の木曜日、彼は筋肉に問題を抱えていたので、まったくトレーニングすることができなかった。 幸いなことに、一晩でコンディションが回復したので、彼を(グロイター・フュルト戦の)遠征に帯同させることができた。我々は彼の持っているものを理解しているし、そんな彼とダニー・ブルムが(自分たちのクオリティを)発揮してくれた」とコメント。代表戦を終えた後、コンディションに問題を抱えていたことを明かしている。

 なお、VfLボーフムは24日に元日本代表MF長谷部誠(37)や日本代表MF鎌田大地(25)を擁するアイントラハト・フランクフルトと対戦する。上位浮上のきっかけをつかむためにも、浅野拓磨の活躍が期待される。