プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパーに所属するDFエリック・ダイアー。かつて同クラブを率いたマウリシオ・ポチェッティーノ監督に激しさを求められるフットボールを表現していく中で実力を発揮し、イングランド代表に選出されるまで上り詰めた。当時はボランチでの出場機会が多かったが、現在はDFとしてトッテナムの最終ラインを支えている。
そんなダイアーだが、見た目からも分かるように「アニキ的存在」としても親しまれていること、また実はリバプールファンに好かれている背景などはご存知だろうか。ダイアーにまつわるハートフルなエピソードを3つご紹介したい。
ピッチ外のアクシデントに冷静に対応
2021年10月18日プレミアリーグ第8節、ニューカッスル対トッテナム。ニューカッスルの新オーナーがクラブ買収後セント・ジェームズ・パークに初めて顔を出したこの試合で、スタンドにいた観客が突然倒れ試合が一時中断される事態が起こった。
トッテナムDFセルヒオ・レギロンがいち早くスタンドの一部始終を主審に報告。スタジアムが騒然となる中、ダイアーはピッチ外にいるスタッフに自動体外式除細動器(AED)を持ち込むよう働きかけ、スタッフは倒れた観客の元へピッチを横断しながら向かった。
彼らの適切な行動が功を奏し、スタンドで倒れた観客は見事に意識を取り戻した。周囲への配慮を忘れないレギロンやダイアー含め、ピッチにいたメンバー全員に賛辞の声が上がっている。
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