プレミアリーグ トッテナム

トッテナム入りのブラジル代表DF、「バルサは残留を望んでいると思っていたが…」

エメルソン・ロイヤル 写真提供: Gettyimages

 バルセロナからトッテナム・ホットスパーに活躍の場を移したブラジル代表DFエメルソン・ロイヤルが移籍に至った背景を明かした。スペイン『マルカ』が伝えた。

 エメルソンは2019年1月にアトレチコ・ミネイロからバルセロナへ加入。その後、共同保有という形でベティスに加わり、右サイドバックの主力として在籍2年半で公式戦79試合5ゴール10アシストの成績を収めた。

 今夏にバルセロナへ復帰を果たすと、ここまでのラ・リーガ3試合に出場していたが、移籍市場最終日の8月31日に推定移籍金2500万ユーロ(約32億5000万円)でトッテナム入りが正式決定。だが、エメルソンはこの移籍について、直前まで何も知らされていなかったことを明かした。

 「クラブは僕の残留を望んでいると思っていた。日曜日のヘタフェ戦にスタメンで出場し、翌日には朝起きてからリラックスした状態でトレーニングに臨んだね。その時にトッテナムとバルセロナが交渉していること、それがほとんど完了していたことなどが明らかになった」

 「僕は何も知らなかったから、何が起きているのかも理解ができなかった。午後になって、クラブから『話があるから練習場に来てくれ』と電話があった。そこで僕を売却したがっていることを知ったんだ」

 その一方でブラジル代表DFは「今はトッテナムで成功することにフォーカスを当てているから幸せだ。彼らは僕のためにプロジェクトを用意してくれた。僕にふさわしい愛情を注いでくれているから熱意を持ってトッテナムに行くよ」と気持ちを切り替え、トッテナムで成功したいと意気込んでいる。