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内田篤人との比較も…板倉滉を独紙絶賛「ブンデスリーガでプレーするレベルに」

板倉滉 写真提供:Gettyimages

 シャルケに所属する日本代表DF板倉滉(24)は、今夏加入ながらもすでにレギュラーに定着している。その中、ドイツ紙『レヴィア・シュポルト』は19日、シャルケで7シーズンプレーした内田篤人氏の名前を出して板倉滉のパフォーマンス称賛した。

 板倉滉は8月19日にマンチェスター・シティからシャルケへのレンタル移籍が正式決定すると、2日後の2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第4節・ヤーン・レーゲンスブルク戦でデビュー。代表ウィーク明けの先月12日に行われた第6節・パダーボルン戦ではリベロ(3バックの中央のポジション)で先発出場して勝利に貢献すると、その後もリーグ戦4試合つづけてフル出場。今月16日開催の第10節・ハノーファー戦では3試合連続となる無失点での勝利に大きく貢献している。

 そんな板倉滉は、すでに現地のサポーターから絶大な支持を得ているほか、ディミトリオス・グラモジス監督からもセンターバックの主力として確かな信頼を寄せられている。その中、『レヴィア・シュポルト』は同選手について、対人戦や空中戦への強さのみならず、攻撃面での貢献度も高く、戦術理解度に長けていると紹介した上で、「ブンデスリーガでプレーするレベルにある」と絶賛。くわえてシャルケで長らく活躍した内田篤人氏との比較がファンに間でされていることを伝えた上で、板倉滉の獲得が正しいものだったと主張している。

 なお、ドイツ紙『キッカー』はシャルケ幹部が板倉滉をマンチェスター・シティから完全移籍で獲得することをすでに検討していると今月中旬に報道。ただ、買い取りオプションが400万ユーロ(約5億2000万円)にのぼることもあり、ブンデスリーガ昇格を果たすことが絶対条件であるとみられる。