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元神戸MF森岡亮太が「50%しか出せてない」と現状分析。今季全試合で先発出場も…

森岡亮太 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸でプレーした過去をもつMF森岡亮太(30)は、今季もシャルルロワSCで活躍している。その中、同選手は2日開催のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第10節・コルトレイク戦でのドローを悔やんだ。6日、ベルギー紙『LE SOIR』が伝えている。

 森岡亮太は2019年1月にアンデルレヒトからシャルルロワSCへ加入すると、すぐにレギュラーに定着。昨季はリーグ戦で28試合に先発出場すると、今季は「3-5-2」のシステムにおける中盤3センターの前目のポジションで起用され続けており、ここまでリーグ戦全10試合で先発出場している。

 そして、コルトレイク戦では0-1で迎えた64分にジャマイカ代表FWシャマル・ニコルソン(24)の同点ゴールをアシスト。シャルルロワSCは直後に勝ち越しゴールを許すと、後半アディショナルタイムに再び追いつき、勝ち点1を手に入れている。

 しかし、森岡亮太本人は「今シーズンが開幕してから最も残念な試合でしたね。(先月18日開催の)クラブ・ブルージュ戦ではとても良いパフォーマンスを見せて勝利しました。その後のメヘレン戦では前半から敗戦に値するようなプレーでしたし、(結果や内容が)我々がさらに前進する必要があることを示していました」

 「メンタリティを改善しなければいけませんが、まだシーズンは始まったばかりです。監督交代で戦術面や哲学も変わっています。それに個人的には、自分の持っているものの50、60%しか出せていません」とコメント。同選手と同い年であるエドワード・スティル新監督の目指すスタイルに慣れるのに時間を要している現状を明かした。

 なお、シャルルロワSCは直近2試合で勝利がなく、リーグ戦10試合を終えて勝ち点14の11位となっている。首位のオイペンから6ポイント差をつけられる中、スティル新監督としては代表ウィークによる中断期間を利用して戦術面の浸透を図りたいところだ。