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古橋亨梧の次は横浜FMから引き抜き!?ポステコグルーと再会の可能性を現地メディア予想

アンジェ・ポステコグルー 写真提供:GettyImages

 セルティックは、今夏に明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸から日本代表FW古橋亨梧(26)を完全移籍で獲得している。アンジェ・ポステコグルー監督がさらなるJリーガーの獲得に興味を示す中、セルティックの専門サイト『67 Hail Hail』は5日、横浜F・マリノスで指導に当たった選手を引き抜く可能性があると予想している。

 セルティックは昨季にリーグ優勝を逃したことを受けて、横浜F・マリノスで指揮を執っていたポステゴグルーを今年6月に招へい。現地で日本人選手獲得の可能性が伝えられる中、7月中旬に古橋亨梧と2025年6月までの4年契約を結んでいる。

 その古橋亨梧は7月31日に行われた今季のスコティッシュ・プレミアシップ開幕節・ハーツ戦でデビューすると、8月8日開催の第2節・ダンディー・ユナイテッド戦でハットトリックを達成するなどゴールを量産。先月7日開催のFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選・中国戦で負傷して戦列を離れていたが、先月30日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節・バイヤー・レバークーゼン戦で復帰。そして、今月3日に行われた第8節・アバディーン戦で今季8ゴール目をあげて、チームの勝利に大きく貢献していた。

 一方、ポステコグルー監督は8月下旬にメディアインタビューに応じた際「Jリーグの選手たちを注視しており、日本の移籍市場についてよく知っている。(Jリーグは)シーズンの真っ只中だし、今は(Jリーガー獲得に)適切なタイミングではない。日本には私の好む選手が多くいるし、彼らを連れてきたい」

 「ただ、Jリーグクラブはリーグ戦やAFCチャンピオンズリーグを戦っている最中なので、彼らの獲得はほぼ不可能だ。ウィンターブレイクのタイミングだと、彼らの獲得は(今よりも)簡単だ」とコメント。古橋亨梧につづくJリーガー獲得に前向きな姿勢を見せたことが日本国内のサッカーファンの間で大きな話題を呼んでいた。

 その中、『67 Hail Hail』は今冬の移籍ウィンドウにおけるセルティックの新戦力候補として、横浜F・マリノスに所属するFW前田大然(23)の名前をあげている。

 前田大然は1試合におけるスプリント回数の多さやオフ・ザ・ボールにおける動き出しを武器に、今季ここまでJ1リーグで26試合に先発出場し、すでに17ゴールをマーク。また、U24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に臨むと3試合に途中出場。グループステージ最終節・フランス戦ではゴールを決めるなど、今年大きな飛躍を遂げている。

 なお、セルティックは今夏の移籍ウィンドウで古橋亨梧の他に、プリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪ベンフィカからFWジョタ(22)をレンタル移籍により獲得。そのジョタは古橋亨梧の離脱中に出場機会を増やすと、アバディーン戦では決勝ゴールをあげている。

 ただ、スイス代表FWアルビアン・アイェティ(24)がここまで本来のパフォーマンスを発揮をできていないほか、スコットランド代表MFジェームズ・フォレスト(30)が状態面で万全でないことから、『67 Hail Hail』はセルティックが今冬に攻撃陣でさらなる補強に動くという見解を示している。果たしてポステコグルー監督と前田大然の再会は実現するのだろうか。