Jリーグ セレッソ大阪

C大阪FW大久保嘉人が批判投稿に「いいね!」大分戦での“腕ロック”が悪質だと物議…

大久保嘉人 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグ第31節・大分トリニータ対セレッソ大阪が今月3日に行われたが、セレッソ大阪に所属する元日本代表FW大久保嘉人(39)のプレーが物議を醸している。

 昭和電工ドーム大分で行われた一戦では、33分にMF町田也真人(31)がゴールを決めて大分トリニータが先制。ビハインドを背負ったセレッソ大阪は後半にFW山田寛人(21)や大久保嘉人を投入するなど反撃に転じるが、大分トリニータはGK高木駿(32)の好セーブもあり最後までゴールを割らせず、1点のリードを守り切って勝利した。

 その中、多くのJリーグファンが問題視しているシーンが86分に見られた。セレッソ大阪はMF原川力(28)が自陣から相手ペナルティエリア手前にロングフィードを送ると、これに大久保嘉人が反応。このボールは高木駿がヘディングでクリアしたものの、大久保嘉人は自身の左腕をマッチアップしていたDF小出悠太(26)の右腕に巻き付けたまま転倒。直後に主審の笛がなったものの、VAR(ビデオアシスタントレフリー)が介入することはなく、大久保嘉人に警告は与えられなかった。

 この一連のプレーや判定に対して、Jリーグファンからは「怪我させに行ってる」、「故意だ」、「レッドカードはおろかイエローカードすらでないのは…」とSNS上で次々と批判のコメントが寄せられている。くわえて、大久保嘉人本人は自身のプレーに対する批判の投稿に「いいね!」を押しており、この行為も議論の対象となっている。

 ストライカーとディフェンダーによる駆け引きは様々な局面で繰り広げられているが、今回のようなコンタクトプレーに対する判定の正当性にも疑問が投げかけられている。緊迫感のある好ゲームだっただけに、後味の悪い試合となってしまった。