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「魔法を持っている」古橋亨梧をライバルクラブOB絶賛!セルティックの戦いぶりには…

古橋亨梧 写真提供: Gettyimages

 セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧(26)は3日、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第8節・アバディーン戦でゴールを決め、チームの勝利に大きく貢献した。そんな古橋亨梧の活躍ぶりに現役時代にセルティックのライバルクラブであるレンジャーズやスコットランド代表でプレーしていたアラン・ハットン氏も注目している。5日、イギリスメディア『フットボール・インサイダー』が伝えている。

 古橋亨梧は、先月7日開催のFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選の中国戦で負傷。しばらく戦列を離れていたが、先月30日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節・バイヤー・レバークーゼン戦で復帰していた。

 そして今月3日に敵地で迎えたアバディーン戦では3トップの中央で先発出場すると、11分にスコットランド代表MFデイビッド・ターンブル(22)のクロスにファーサイドで胸であわせて先制ゴールをマーク。その後も再三にわたりスペースへ走りこむなどアバディーン守備陣に脅威を与え続けている。

 古橋亨梧を負傷離脱で欠いている時にセルティックが低調な戦いぶりを見せていたこともあり、サポーターからは同選手に対する称賛の声が数多く寄せられている。その中、ハットン氏も「キョウゴが戻ってきたことで、明らかに劇的な変化が生まれたね」

 「キョウゴがピッチに立っている時、いつでも何らかの変化が起こる可能性があると思っている。彼はちょっとした魔法を持っているから、あっという間に彼自身のプレーをすることができるんだ。(ゴール前での)彼のフィニッシュは素晴らしかったね。クロスで入ってきたボールを胸でゴールマウスに押し込むなんて信じられないよ。これこそが彼の能力だ」とセルティックにおける古橋亨梧の存在の大きさを語っている。

 そして「私が見る限り、(彼のいる時といない時でチーム全体のクオリティに差が生まれることが)おそらく現時点での課題だ。キョウゴが怪我などで一定期間試合に出場できない場合、セルティックは彼を欠いた状態で苦労すると思うね」とセルティックの抱える課題についても言及した。