日本代表・海外組 海外日本人選手

香川真司、PAOK今夏残留の舞台裏判明!外国人枠の関係で飼い殺し状態に…

香川真司 写真提供: Gettyimages

 元日本代表MF香川真司(32)は、ギリシャの強豪PAOKテッサロニキを今冬にも退団する可能性が伝えられている。その中、ラズバン・ルチェスク監督も同選手が構想外であることを示唆するコメントを残していたようだ。21日、ギリシャメディア『On Sports』が伝えている。

 香川真司はメジャーリーグサッカー(MLS)への移籍が噂される中、PAOKに残留すると、先月に行われたUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)の予選3試合に出場していた。しかし、今月12日に行われたギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ1部)開幕節・PASヤニナ戦で先発出場した際、60分に迎えた決定機でシュートを外すと、直後の61分に途中交代。PAOKは格下相手に0-1と敗れ、試合後には現地メディアが香川真司のパフォーマンスに厳しい評価を下していた。

 その後、香川真司は引き続き全体トレーニングに参加しているものの、16日開催のUECLグループステージ第1節・リンカーン戦と19日に行われたギリシャ・スーパーリーグ第2節・アステラス・トリポリス戦でメンバー外に。そして22日に開催予定の第3節・パネトリコス戦でも招集されず、公式戦3試合連続での欠場が確定している。

 その中、『On Sports』は「この外国人は1月にも『サヨナラ』という準備をしている」という見出しで香川真司の去就について報道。これによると、同選手は今夏にも退団に向かっていたものの、本人がルチェスク監督に対してチャンスを与えるように直接交渉していたとのこと。また、選手サイドとPAOKの契約は来年6月まで残っているものの、クラブは香川真司の後釜として今冬の移籍ウィンドウで中盤の新戦力を獲得する可能性が高いとのことだ。

 くわえて、ボルシア・ドルトムントやマンチェスター・ユナイテッド在籍時に発揮したパフォーマンスの半分も見せてないと香川真司を酷評。PAOKは現在同選手を含めて6人の外国籍選手を抱えているが、外国人枠の兼ね合いもあり、すでに指揮官は香川真司を外す決断を下しているという。

 少なくとも今冬までは飼い殺し状態となることが予想される香川真司だが、果たして自身の今後についてどのような決断を下すのだろうか。