明治安田生命J1のガンバ大阪でプレーした経験をもつ韓国代表FWファン・ウィジョ(28)は、オリンピック・マルセイユへの移籍が破談に終わっていた。しかし、30日になってボルドーは他クラブからのオファーを受け入れたようだ。30日、フランスメディア『20minutes』のジャーナリストが伝えている。
ボルドーは昨季のリーグ戦を12位で終えているが、深刻な財政難に陥る中、LOSCリールの元オーナーであるルクセンブルクの実業家が買収。4100万ユーロ(約53億円)以上の資金を捻出するために主力選手の売却を行う方針を固めており、2023年6月まで契約を残すファン・ウィジョも放出候補に含めていた。また、ボルドーはMFヤシン・アドリ(21)の売却を優先する方針を固めていたが、30日までに移籍金1000万ユーロ(約13億3000万円)という条件でミランとクラブ間合意に至っている。
ファン・ウィジョの去就を巡っては、サウサンプトンやボルフスブルクからの関心が伝えられる中、マルセイユが同選手の獲得に乗り出していた。しかし、ボルドーはマルセイユとの交渉において1000万ユーロを要求。マルセイユは移籍金額が高いと判断して獲得を断念していた。
その中、ボルドーは移籍金1400万ユーロ(約18億1000万円)によるファン・ウィジョ獲得のオファーを受け入れたとのこと。獲得を打診したクラブは明らかになっていないが、ロシア方面から届いたオファーという見方があるようだ。
なお、ファン・ウィジョは、2019年夏にガンバ大阪からボルドーへ完全移籍。昨季はリーグ戦32試合で先発メンバーに名を連ねて12得点をあげるなど、攻撃陣の主力としてをボルドーを支えている。また、U24韓国代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に臨むと、グループステージ全3試合で先発出場を果たし、第3節・ホンジュラス戦ではハットトリックを達成していた。同選手は東京五輪の全日程終了後にチームのトレーニングに合流。15日に行われたリーグアン第2節・オリンピック・マルセイユ戦からリーグ戦3試合つづけて先発出場していた。
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