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元G大阪ファンウィジョ、マルセイユ移籍交渉が破談!獲得時から5倍の移籍金要求で…

ガンバ大阪在籍時のファン・ウィジョ 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのガンバ大阪でプレーした経験をもつ韓国代表FWファン・ウィジョ(28)は、今夏移籍が噂されていた。しかし、オリンピック・マルセイユが同選手の獲得を断念したようだ。27日、フランスメディア『Sport』が報じている。

 ファン・ウィジョは、2019年夏にガンバ大阪からボルドーへ完全移籍。昨季はリーグ戦32試合で先発メンバーに名を連ねて12得点をあげるなど、攻撃陣の主力としてをボルドーを支えている。また、U24韓国代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に臨むと、グループステージ全3試合で先発出場を果たし、第3節・ホンジュラス戦ではハットトリックを達成。そして準々決勝・メキシコ戦でもゴールをあげていたがチームは3-6で敗れ、ベスト8で大会を後にしていた。その後、同選手は今夏退団が噂される中、今月上旬にチームのトレーニングに合流。15日に行われたリーグアン第2節・オリンピック・マルセイユ戦や21日開催の第3節・アンジェ戦で先発出場を果たしていた。

 一方、ボルドーは昨季のリーグ戦を12位で終えているが、深刻な財政難に陥る中、LOSCリールの元オーナーであるルクセンブルクの実業家が買収。4100万ユーロ(約53億円)以上の資金を捻出するために主力選手の売却を行う方針を固めており、2023年6月まで契約を残すファン・ウィジョも放出候補に含めている。

 ファン・ウィジョの去就を巡っては、サウサンプトンやボルフスブルクからの関心が伝えられる中、マルセイユが同選手の獲得に乗り出していた。しかし、ボルドーはマルセイユとの交渉において1000万ユーロ(約13億3000万円)を要求。マルセイユは移籍金額が高いと判断し、すでにカリアリに所属するアルゼンチン代表FWジョバンニ・シメオネ(26)へターゲットを切り替えているという。

 なお、『Sport』の報道によると、ボルドーはガンバ大阪からファン・ウィジョを獲得する際、移籍金として200万ユーロ(約2億7000万円)を支払っているとのこと。ボルドーとしては、直近2シーズンでの活躍を踏まえておよそ5倍の金額での売却を試みているようだ。