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チェルシー、セビージャDF獲得濃厚から一転…現在は微妙な状況に

ジュール・クンデ 写真提供: Gettyimages

 セビージャに所属するフランス代表DFジュール・クンデの獲得を目指しているチェルシーだが、ここにきて暗礁に乗り上げているようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じた。

 今夏にセンターバックの補強としてクンデの獲得に乗り出しているチェルシー。選手個人とは7月下旬に2026年までの5年契約で個人合意に至っており、フランス代表DFクルト・ズマのウェストハム・ユナイテッド移籍が完了次第、セビージャ側に正式オファーを打診するとみられている。

 チェルシーはクンデ獲得に向けて移籍金4300万ポンド(約64億9000万円)でクラブ間合意に近づいていたというが、セビージャ側は6850万ポンド(約103億5000万円)の契約解除金に近い金額を要求している模様。加えて、ズマのウェストハム移籍も完了しておらず、ここにきて暗雲が立ち込めているようだ。

 2019年夏にボルドー(フランス)からセビージャに加入したクンデは、快足を生かした守備範囲の広さや対人の強さを武器に世界屈指のDFに成長。この活躍が認められ、今夏に開催されたユーロ2020ではフランス代表に初選出されていた。