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香川真司の後釜候補か…元ユベントスFWが中東クラブ退団

香川真司 写真提供: Gettyimages

 元日本代表MF香川真司は、ギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ1部)の強豪PAOKテッサロニキからメジャーリーグサッカー(MLS)への移籍が噂されている。その中、香川真司の後釜候補として、かつてユベントスやパルマなどでプレーしていた元イタリア代表FWセバスティアン・ジョビンコの名前が挙がっているようだ。20日、イタリアメディア『ガゼッタ』のギリシャ版が報じている。

 香川真司は2019年10月にレアル・サラゴサを退団した後、数カ月間の無所属期間をへて今年1月末にPAOKへ加入。昨季はリーグ戦で5試合、国内カップ戦で3試合に出場したものの、国内カップ戦の準決勝2ndレグ・AEKアテネ戦や決勝・オリンピアコス戦ではベンチ外となっていた。また、香川真司はオランダ国内でのプレシーズントレーニングに参加。先月26日にはエールディビジ(オランダ1部)のフェイエノールトとのトレーニングマッチで先発出場。ただ、PAOKはすでに同選手を今季の構想から外しており、オファーが届き次第放出に応じると伝えられている。

 一方、ジョビンコは2019年1月にメジャーリーグサッカー(MLS)のトロントFCを退団してサウジアラビア1部のアル・ヒラルへ加入。攻撃陣の主力として移籍1年目にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のタイトルを獲得していたが、2020/21シーズンはリーグ戦全30試合中16試合の先発出場にとどまっていた。

 その中、アル・ヒラルは今年12月まで契約を残していたジョビンコについて、双方合意のもと契約解除を行ったと今月20日に公式発表している。今年2月までアル・ヒラルを率いていたラズヴァン・ルチェスク氏とPAOKで再会することを望んでいると伝えられていた。PAOKはアル・ヒラルとの交渉を進めていたが、先月末に突如として交渉を中断していた。

 ただ、同選手がアル・ヒラルとの契約解除を行ったことやラズヴァン・ルチェスク監督が獲得を望んでいることから、ここにきて再びジョビンコがPAOKへ加入する可能性が再び噂されているとのことだ。香川真司とともにジョビンコの去就にも注目が集まる。