日本代表・海外組 海外日本人選手

古橋亨梧、神戸による海外オファー拒否の理由に英紙言及。セルティックからの移籍金額は…

セルティックFW古橋享梧 写真提供: Dugout

 日本代表FW古橋享梧は、明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸からスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)の強豪セルティックに加入。新天地で持ち前の決定力をいかんなく発揮して、早くもサポーターの心をつかんでいる。その中、英紙『サン』が同選手のヴィッセル神戸在籍時に海外クラブからオファーが届いていたことに触れている。

 古橋享梧は2018年夏にFC岐阜からヴィッセル神戸へ完全移籍。シーズン途中での加入でありながらも、2018シーズンはJ1リーグで13試合に出場して5ゴールをマーク。そして2019シーズンからは前線の主力としてリーグ戦で30試合以上に出場し2桁ゴールをあげると、今季は第4節・名古屋グランパス戦を除いた全試合で先発出場。すでに2桁ゴールをマークする中、セルティックへの完全移籍が決まっていた。

 古橋享梧は2019年夏にも複数の海外クラブからオファーが届いていたが、ヴィッセル神戸残留に落ち着いていた。『サン』はエールディビジ(オランダ1部)のAZアルクマールとフローニンゲンが同選手獲得のオファーを提示していたことに言及。

 そして、現在はヴィッセル神戸の指揮官であり、当時はスポーツダイレクターとして編成面を手掛けていた三浦淳寛氏が古橋享梧について、海外でさらなるステップアップの段階を踏むよりも、ヴィッセル神戸から直接ビッグクラブへ移籍させることを望んでいたことがオファー拒否の理由であると伝えている。

 なお、古橋享梧の移籍により、ヴィッセル神戸はセルティックから移籍金として400万ポンド(約6億1000万円)を受け取ることになっている。加入直後から前横浜F・マリノス指揮官アンジェ・ポステコグルーのもとで躍動している同選手には、さらなる期待が寄せられているはずだ。