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南野拓実、リバプール今夏残留へ前進か!2選手退団の噂やアフリカ杯開催が追い風に

南野拓実 写真提供: Gettyimages

 日本代表MF南野拓実は昨季終了後にサウサンプトンでのレンタル期間を終えてリバプールへ復帰しているが、今夏残留に近づいているようだ。18日、アメリメディア『ジ・アスレチック』が報じている。

 現在26歳の南野拓実は、昨年1月にオーストリア1部の強豪レッドブル・ザルツブルクからリバプールへ完全移籍により加入。しかし、昨季はし烈なポジション争いで後れをとり出場機会を失うと、今年1月にリバプールからサウサンプトンへ買い取りオプションのないレンタル移籍により加入。サウサンプトンでもプレミアリーグ9試合の先発出場にとどまり、シーズン終了後にリバプールへ復帰していた。

 南野拓実は今年6月に日本代表チームでの活動を終えると、リバプールのプレシーズントレーニングに参加。ヘルタ・ベルリンやボローニャとのプレシーズンマッチでゴールを決めるなど、ユルゲン・クロップ監督へのアピールが続いており、複数のイギリスメディアは同選手の今夏残留を予想。ただ、サウサンプトンへレンタルにより再加入する可能性もささやかれていた。

 その中、リバプールのユルゲン・クロップ監督は先週にこれ以上の新戦力の獲得しないことをほのめかすコメントを残している。くわえて、スイス代表MFジェルダン・シャチリとベルギー代表FWディヴォック・オリジが退団に向かっていることから、南野拓実は前線のバックアッパーとしての役割を担うことになるとのこと。

 また、来年1月にアフリカネーションズカップが開催予定であり、セネガル代表FWサディオ・マネやエジプト代表FWモハメド・サラーが一時的にチームを離れることになることも踏まえて、放出要因はシャチリとオリジの2名にとどめるようだ。

 攻撃陣で余剰戦力の放出に動いているリバプールだが、南野拓実はこのままチームにとどまることになりそうだ。