かつて東京ヴェルディに在籍していたMF藤本寛也は現在ジル・ヴィセンテFCの主力選手として活躍。選手や監督が選ぶ9,10月度のポルトガル1部リーグ最優秀ミッドフィルダーに選出されるだけのクオリティーを発揮しているだけに、日本代表招集待望論が飛び交っている。
同選手は2020年8月に東京Vからジル・ヴィセンテへ期限付き移籍すると、海外挑戦1年目から結果を残し、2022年夏に完全移籍へ移行。2023/24シーズンもリーグ戦33試合の出場で3ゴール7アシストと結果を残していた。
2024年1月にはMF守田英正所属スポルティングCPからの関心も報じられた藤本。今季もここまでリーグ戦全10試合のスタメン出場で5ゴール2アシスト。第5節以降は4試合で2ゴール2アシストと、シーズン序盤から好調ぶりをアピールしている。
それだけに、9,10月度のポルトガル1部リーグ最優秀MFの選手・監督間投票では、得票率18.80%でトップに。ポルトガル国内で高い評価を得ているだけに、ネット上では日本代表招集を求める声が噴出。森保ジャパンの攻撃的MFでは、主にMF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF南野拓実(ASモナコ)、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)が招集されているが、このうち鎌田の先行きは不透明だ。
かちてアイントラハト・フランクフルトで活躍していた鎌田は、2024年夏にラツィオからパレスへフリー移籍。フランクフルト時代の恩師であるオリバー・グラスナー監督と再会したものの、プレミアリーグでの低調なパフォーマンスが続いており、現地メディアから批判を浴びている。
またパレスがプレミアリーグ第10節終了時点で17位と残留争いに巻き込まれているだけに、現地では早くもグラスナー監督解任論が。今シーズン途中での監督交代、交代後に鎌田の出場機会が減る可能性も報じられている。ラツィオ在籍時の2023年秋、出場機会減少でしばらく日本代表に招集されなかっただけに、パレスでの序列低下となれば、同選手の代表選外というシナリオは十分に考えられる。
藤本のA代表初招集は、パレスにおける鎌田の立場に左右されるかもしれない。2023/24シーズン終了前にブンデスリーガ昇格組のザンクトパウリなど複数クラブの補強候補として紹介されていただけに、ステップアップ移籍も期待できそうだ。
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