ラ・リーガ レアル・マドリード

レアル、主将セルヒオ・ラモスが一転して今夏残留か!減俸受け入れを決断

セルヒオ・ラモス 写真提供: Gettyimages

 レアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは契約延長でクラブと合意し、今季終了後に退団しない可能性が残っているようだ。29日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。

 セルヒオ・ラモスはこれまでディフェンスリーダーとしてチームを支えると、UEFAチャンピオンズリーグ3連覇をはじめ数多くのタイトル獲得に貢献していた。今季はここまで数度の負傷離脱がある中で18試合に先発出場していたが、今年1月中旬に行われたスーペルコパ・デ・エスパーニャ(スペインスーパーカップ)準決勝のアスレティック・ビルバオ戦に出場した際に左ひざを負傷。2月6日に手術を行いコンディション回復に努めると先月中旬に復帰していたが、FIFAワールドカップ・カタール大会の欧州予選に出場した後、左ふくらはぎの筋肉に問題を抱えていることが判明したことにより再離脱を余儀なくされている。

 セルヒオ・ラモスとレアル・マドリードの現行契約は今年6月に満了を迎えるが、現時点で両者は新契約締結で合意に達していない。また、同選手の去就を巡っては、パリ・サンジェルマンをはじめ複数クラブがフリーでの獲得に関心を寄せていると伝えられていた。

 その中、『ムンド・デポルティーボ』は選手サイドが減俸を受け入れる決断をしたと報道。また、これまでの複数回にわたる交渉をへてクラブ首脳陣が単年ではなく2年契約を提示したことを評価しているようだ。

 なお、レアル・マドリードはバイエルン・ミュンヘンを今季終了後に退団することが決まっているオーストリア代表DFダビド・アラバと4年契約でサインを交わすことがほぼ確実になったと伝えられている。今夏退団が噂されるフランス代表DFラファエル・バランとともにセルヒオ・ラモスの今後にも注目が集まる。