Jリーグ 大分トリニータ

プロ9年目でJ1初出場の大分GKポープ・ウィリアム「浦和のキーパーは501試合目でおれは…」

大分トリニータのサポーター 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグ第11節・浦和レッズ対大分トリニータでは大分トリニータのGKポープ・ウィリアムがJ1リーグ初出場を果たしたが、浦和レッズのDF岩波拓也が明かした試合前の会話内容が話題を呼んでいる。

 大分トリニータは今季ここまでのリーグ戦全試合でGK高木駿がゴールマウスを守っていたが、片野坂知宏監督は浦和レッズ戦で高木駿をベンチに置き、ポープ・ウィリアムをピッチに送り出していた。ポープ・ウィリアムは2013年に東京ヴェルディとプロ契約を交わすものの出場機会に恵まれず、2016年以降はFC岐阜や川崎フロンターレ、大分トリニータに在籍。昨季はファジアーノ岡山に加入すると、J2リーグ40試合に出場するなどプロキャリアで初めて正守護神の座をつかんでいた。

 ポープ・ウィリアムは浦和レッズ戦後、「J1デビュー。母への感謝。」という題名でnoteを更新しており多くのファンが祝福の言葉を送っている。その中、大分トリニータ戦で出場した岩波拓也は自身のSNSアカウントにおいて「試合前、浦和のキーパーは501試合目でおれは1試合だよって笑いながら話してきたけどここまで苦労してたどり着いた1試合目だったのか。 まだまだ頑張ろうぜ94世代」とコメントを投稿し、同選手に対してエールを送っている。

 プロ9年目にしてJ1リーグの舞台にはじめて立ったポープ・ウィリアムがリーグ戦7連敗を苦境に立たされている大分トリニータを救う存在になることを多くのファンが強く望んでいるはずだ。