Jリーグ アビスパ福岡

アビスパ福岡残留のグローリ「今年日本でプレーしてその後はブラジルに戻るつもりだが…」

アビスパ福岡のサポーター 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのアビスパ福岡で今季もプレーするブラジル人DFドウグラス・グローリが残留の理由や今後のプランなどについて語っているようだ。4日、ブラジルメディア『ge』がこれを伝えている。

 グローリは2008年にシャペコエンセでプロデビューを果たすと、その後はブラジル国内の複数クラブを渡り歩いた後、2019年1月にプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)のCSマリティモに加入。移籍1年目は主力に定着していたものの、昨季は負傷離脱により開幕から出遅れたこともありリーグ戦5試合の出場に終わっていた。しかし昨年2月にアビスパ福岡に加わると、J2リーグ27試合で先発メンバーに名を連ねるなど不動のセンターバックとして長谷部茂利監督の信頼をつかんでいる。

 同選手はブラジルメディアのインタビューにおいて昨季終了後にアビスパ福岡との2021シーズン終了後までの契約期間で新契約を結んだ理由について問われると「昨年、僕のフットボールキャリアの中でもベストなシーズンを過ごすことができたよ。アビスパ福岡がトップディビジョンに昇格することに貢献できたし、残留を決断した理由のひとつでもあるね」と語っている。

 また、自身が思い描く今後のキャリアプランについては「フットボールキャリアは予期できないような出来事に満ちているし、明確なプランを持つのは難しいね。今年、日本でプレーしてその後はブラジルに戻るつもりだけど、ここで物事がどのように進むのか、そして将来どのような状況に置かれるのか次第だよ」と近い将来ブラジル国内リーグ復帰を視野に入れていることを明かした。

 アビスパ福岡は今季、4クラブが降格するという条件のもとで戦うJ1リーグの舞台で多くの問題を抱えるかもしれないが、日本で充実期を過ごすグローリが昨季につづきチームを大いに助けることだろう。