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柏レイソル、本田圭佑の元同僚FW獲得へレンタルでオファーも却下。他クラブとの争奪戦にも…

柏レイソル 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの柏レイソルは、FW本田圭佑がボタフォゴFR在籍時に同僚であったFWペドロ・ラウルの獲得へオファーを提示したものの、拒否されたようだ。2日、ブラジルメディア『O DIA』が伝えている。

 ペドロ・ラウルは昨年1月にプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)のヴィトーリアからカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のボタフォゴFRに加入すると、今季リーグ戦25試合に出場して7ゴールをあげている。同選手の去就を巡っては、今年1月下旬に日本をはじめブラジル国外の複数クラブが関心を示していると伝えられており、25日に行われた第32節・フルミネンセ戦ではベンチ外となっていた。

 柏レイソルは同選手の獲得にむけてボタフォゴFRとの交渉を行っているが、今週に入ってレンタル料50万ドル(約5200万円)、150万ドル(約1億5700万円)による買い取りオプションが付いた1年レンタルという条件で最初のオファーを提示。これに対して、完全移籍での放出を望むボタフォゴFRは難色を示しているものとみられる。

 また、柏レイソルの他にもブラジル1部のコリンチャンスがペドロ・ラウルの動向を注視しており、レンタル、もしくは交換要員を盛り込む形での完全移籍による獲得を目指しているようだ。

 なお、ペドロ・ラウルとボタフォゴFRの現行契約には全公式戦の60%以上に先発出場した場合に150万ユーロ(約1.9億円)にのぼるボーナスが発生するという条項が設定されている。ボタフォゴFR首脳陣としては、このボーナスの支払いを避けるべく、あくまでも完全移籍のオファーに対してのみ応じる姿勢を崩さないかもしれない。