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柏レイソル、ブラジル1部フルミネンセから新戦力MF獲得確実か!6倍の年俸提示が決定打に

柏レイソルのサポーター 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの柏レイソルはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のフルミネンセからMFドジを獲得することが確実になっているようだ。29日、ブラジルメディア『NETFUL』が伝えている。

 中盤センターを本職とするドジは2015年にクリシューマの下部組織からトップチームに昇格。2018年8月にフルミネンセへレンタルにより加入すると、同クラブが2019シーズンにフリー移籍により獲得している。またドジは今季、主力として公式戦26試合で先発メンバーに名を連ねているが、11月15日に行われたカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA第21節・パルメイラス戦を最後にピッチに立っておらず、個別でトレーニングを行っていた。

 ドジとフルミネンセとの現行契約は2020年12月31日に満了を迎えるが、契約延長交渉は11月中旬に破談。クラブは今週に同選手の退団を公式発表している。ドジがフルミネンセと新契約を締結しなかった理由として、柏レイソルから破格の年俸を伴ったオファーが届いていたことがあったようだ。

 複数のブラジルメディアが伝えるところによると、フルミネンセは月給15万レアル(約300万円)という条件で新契約を提示したものの、選手サイドがこれを拒否。その後、22万レアル(約440万円)まで引き上げて再度提示したものの、柏レイソルから年俸520万レアル(約1億330万円)、月給換算で43万レアル(約850万円)という条件のオファーが届いていたこともあり、ドジは国外移籍という決断を下している。

 なお、ドジはフルミネンセから現在月給7万レアル(約140万円)を受け取っていることから、柏レイソルではおよそ6倍の給料を手にすることになる。Jリーグクラブからの巨額オファーに対してフルミネンセがフリーでの放出を決断せざるを得ない格好となった。