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清水エスパルス退団のGKネト、来季もJリーグでプレーの可能性「日本とブラジルからオファーが…」

清水エスパルスのホーム IAIスタジアム日本平 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの清水エスパルスを契約満了に伴い退団したブラジル人GKネト・ヴォルピは来季もJリーグでプレーする可能性があるようだ。28日、アメリカメディア『ESPN』がこれを伝えている。

 ネトは今年1月にコロンビアのアメリカ・デ・カリから完全移籍で清水に加入。正守護神としての活躍を期待される中、開幕節のFC東京戦でゴールマウスを守ったが、中断明け以降はYBCルヴァンカップ・グループステージ1試合で先発出場しただけであり、リーグ戦では一度もピッチに立つことがなく、わずか1年でクラブを去っている。

 現在はフリーの身となっているネトは『ESPN』のインタビューにおいて、Jリーグ初挑戦の1年について感想を問われると「コロナウイルス(の感染拡大)によって試合が中断されたし、そんな状況に対応することが求める難しい1年になったよ。怪我によって長い間ピッチから遠ざかっていた。シーズン終盤には以前より良い状態で戻ってきたけど、プレーすることはほとんどなかったね」と不本意なシーズンになったことを認めている。

 そして自身の去就については「つかの間の休息をとりながら、マーケットが開くのを待っているよ。日本とブラジルのクラブからオファーが届いているし、内容を確認している。アトレティコ・ナシオナルを率いているアレクサンドル・ギマランエスとの連絡をとっているけど、何も決まっていないね」

 「家族や僕の将来にとってどのような決断を下すのがベストなのかこれから考える。より多くの試合に出場したいし、何より同じチームにできるだけ長くとどまりたいよ」とかつてアメリカ・デ・カリでともに仕事をした恩師とコンタクトをとっていることやJリーグクラブからオファーが届いていることを明かした。