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柏レイソルの日本代表GK中村航輔、権田修一の後釜としてポルティモネンセが獲得へ

中村航輔 写真提供:Gettyimages

 プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)のポルティモネンセは、柏レイソルの日本代表GK中村航輔の獲得に乗り出すかもしれない。25日、ポルトガルメディア『O JOGO』が伝えている。

 柏レイソルの下部組織出身である中村航輔は2016年にアビスパ福岡へのレンタル移籍期間を終えて柏レイソルに復帰して以降、正守護神に定着。相手ストライカーと1対1の局面における駆け引きからのシュートストップやミドルシュートに対する反応の速さなどが高く評価されると、2017年には自身のキャリアにおいて初めてA代表に招集されている。ただ、今季はヴィッセル神戸で正GKを務めたキム・スンギュとのポジション争いを強いられたほか、9月に行われた明治安田生命J1リーグ第14節・清水エスパルス戦で負傷して以降、一度もピッチに立っていない。

 しかし、ここ数年間にわたり複数の日本人選手を獲得しているポルティモネンセは中村航輔の実績を評価している模様。また、複数のポルトガル国内メディアは、ポルティモネンセが先日、清水エスパルスへの期限付き移籍が正式決定した日本代表GK権田修一の後釜として、同選手をリストアップしていると主張している。

 中村航輔のほかにも滝本晴彦や猿田遥己、小久保玲央ブライアンなど将来を嘱望されるゴールキーパーを多く輩出している柏レイソルの下部組織であるが、またひとり海外挑戦という目標を実現する運びになるかもしれない。