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インテルOBが昨冬のエリクセン獲得を批判「コンテの戦術にはまっていない」

クリスティアン・エリクセン 写真提供: Gettyimages

 現役時代にユベントスやインテル、ミランをはじめ多くのクラブに在籍した過去を持つクリスティアン・ビエリ氏は、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの獲得に踏み切ったインテル首脳陣を批判しているようだ。27日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が伝えている。

 エリクセンは昨冬にトッテナム・ホットスパーからインテルに加入したものの、昨季後半戦では公式戦で11試合の先発出場にとどまり、今季もここまで先発メンバーに名を連ねたのはわずか5試合となっている。また周囲では、同選手の出場機会が少ない理由にアントニオ・コンテ監督がエリクセンの本職であるトップ下を配さないフォーメーションを一貫して採用していることがあるものとみられる。

 このエリクセンを巡る問題に対してビエリ氏は「今、彼を売ることが問題ではなく、アントニオ・コンテの戦術に彼がはまっていないことが問題だ。1月に彼とサインを交わしたことが間違いだった。(クラブ首脳陣は)間違いであったと認めて責任をとらなければならない」と自身のSNSを通じてコメントを残している。

 なお、インテルのジュゼッペ・マロッタCEO(最高経営責任者)は23日に行われた第14節・エラス・ベローナ戦における試合前のメディアインタビューに応じた際にエリクセンが放出候補であることを認めている。昨季、ユベントスとスクデット争いを演じたインテルだが、エリクセンや元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランも含めた複数選手の人員整理に迫られている。