インテルはデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンを今冬の移籍期間で放出する場合、アーセナルからスイス代表MFグラニト・ジャカを獲得することをプランに入れているようだ。22日、イタリア紙『トゥットスポルト』が伝えている。
今年1月にトッテナム・ホットスパーからインテルに加入したエリクセンは昨季後半戦において公式戦11試合に先発出場。しかし、アントニオ・コンテ監督が同選手の本職であるトップ下を置かない布陣を一貫して採用していることもあり、今季はここまで先発メンバーに名を連ねたのはわずか5試合にとどまっている。
同選手の去就を巡っては、かねてからマンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、パリ・サンジェルマン（PSG）が関心を寄せていると伝えられており、インテルも3000万ユーロ（約38億円）以上のオファーが届けば応じる模様。また、インテルは今夏につづきPSGのアルゼンチン出身MFレアンドロ・パレデスの獲得に向かうものとみられ、エリクセンを交渉材料に盛り込む可能性がささやかれている。
その中、イタリア国内の複数メディアが報じるところによると、レアンドロ・パレデスを獲得できない場合、インテルはアーセナルのジャカ獲得に向かうようだ。この場合、インテルは交渉材料としてエリクセンを差し出すものとみられるが、周囲ではエリクセン本人がプレミアリーグ復帰を望んでいないという声も上がっており、実現する可能性が高いとはいえないだろう。
なお、インテルは元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランに関しても今冬のマーケットで放出する姿勢を見せている。現在ミランを1ポイント差で追いかける中、クラブ首脳陣には人員整理が求められている。
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