代表チーム ロシア代表

CSKAモスクワ会長、ロシア代表MFゴロビンのチェルシー移籍合意を否定

 CSKAモスクワのエフゲニー・ギネール会長は、ロシア代表のアレクサンドル・ゴロビンの退団が近づいていることを認めつつも、移籍先は決まってないと強調した。18日にロシア『Sport24』が伝えた。

 先日、閉幕を迎えたFIFAワールドカップのロシア大会。開催国として同大会に臨んだロシア代表は、準々決勝でクロアチアにPK戦の末、惜しくも敗れてしまった。しかし、大会開幕前の世論の評価を一変する躍進でソ連解体後初のベスト8という結果を手にした。

 そのロシア代表を支えた1人が、ゴロビンである。現在22歳の同選手は得点を演出したり、自ら決めたりするだけではなく、驚くほどのスタミナでピッチを駆け巡り、チームをあらゆる方面から支えていた。

 そんな同選手に対しては、ユベントス、チェルシー、アーセナルなどの欧州のビッグクラブが注視していると言われている。今夏での移籍が確実視されている中、CSKAモスクワのギネール会長は数日後に移籍先は明らかになると話した。

「我々はゴロビンの成長を促すためにも、放出しなければならない。ただ、移籍先は決まっていない。オファーが来た時、我々は交渉に快く応じるつもりだ。この前、モナコのバディム・バシリエフ副会長が我々を訪ねてきて、具体的なオファーを提示してくれた。チェルシーかい?移籍合意は全く行われていない。ただ、数日後に彼は移籍先を決めるだろう」

 ロシアの新星のステップアップ先に大きな注目が集まる。