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W杯初戦勝利のイングランド、負傷交代デレ・アリの次戦出場は?

 トッテナム・ホットスパーのイングランド代表MFデレ・アリは日本時間19日未明に行われたワールドカップ・ロシア大会・グループステージ初戦のチュニジア戦でどうやら太ももの筋肉を負傷したようだ。19日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がこれを伝えている。

 イングランドはロシアW杯の初戦でトッテナム・ホットスパーのFWハリー・ケインが幸先よく先制ゴールを挙げるも、35分にPKで同点に追いつかれる。その後、後半は前半よりも決定機を多く作ることができず膠着状態に陥っていたが、試合終了間際に再びケインがネットを揺らし、見事2-1で勝利を飾っている。

 ただデレ・アリはどうやらこの一戦で太ももの筋肉に問題を抱えたものとみられ、80分に途中交代を強いられている。同選手の負傷交代についてイングランド代表率いるガレス・サウスゲイト監督は「大丈夫だと願いたい」と冒頭切り出すと「彼は前半終了直前に少し違和感を覚えていたようだ。しばらくは経過観察しなければならない」と語っている。

 また次戦以降の出場については「我々には素晴らしいオプションがある。マーカス・ラッシュフォード、ルーベン・ロフタス=チークは非常にフレッシュな状態にあるだけでなく、対戦相手にとってまた違った点で脅威を与える存在だ」と他選手の先発起用を示唆するコメントを残した。

 W杯初戦に弱いというジンクスをはねのけて見事な勝利を手に入れたイングランド代表はこの後、24日晩にパナマと、そして29日未明にグループステージ最大のライバルであるベルギーと対戦する。デレ・アリの状態は気がかりであるが、同選手に替わる存在がベンチに控えていることはサウスゲイト監督にとって心強いことだろう。