ワールドカップ 代表チーム

W杯GS初戦に弱いイングランド、今大会でジンクス克服なるか?

イングランド代表は日本時間19日未明にチュニジアとの一戦でワールドカップ・ロシア大会でのスタートを切る。ただこの「スリー・ライオンズ」は過去のW杯で初戦では格下相手に勝ち点を落とすなど、勝ち運に恵まれていないことが有名だ。そこで今回は過去のイングランド代表のW杯初戦を振り返る。


1986年メキシコ大会

ポルトガル 1-0 イングランド

ポルトガルとのW杯初戦でイングランドはゲーリー・リネカーを中心に数多くの決定機を演出したものの、これをものにすることができなかった。


1990年イタリア大会

イングランド 1-1 アイルランド

格下アイルランドとの一戦で3ポイント獲得が確実視されていたイングランドは、ゲーリー・リネカーが幸先よく先制ゴールを奪うも、後半に同点に追いつかれドローに。ただオランダ、エジプトを含めた4チームによるグループステージはイングランド対エジプトを除き、全て引き分けに終わるという珍事が起きている。


2002年日韓大会

イングランド 1-1 スウェーデン

ソル・キャンベルが先制ゴールを決めたものの、後半の59分にニクラス・アレクサンデションに同点ゴールを許しドローに終わった。この日韓大会ではスウェーデンに後塵を拝する形で2位通過となり、ベスト8で大会を後にした。


2006年ドイツ大会

イングランド 1-0 パラグアイ

パラグアイとの一戦では前半3分にオウンゴールにより先制したものの、追加点を奪えない苦しい展開を強いられる。それでもこの1点を守り切り、グループステージ初戦で白星を飾っている。


2010年南アフリカ大会

イングランド 1-1 アメリカ

イングランドは前半4分にスティーブン・ジェラードがネットを揺らしたものの、前半終了間際の40分にアメリカのクリント・デンプシーの放ったシュートをロバート・グリーンがキャッチしきれず、無情にもゴールに吸い込まれた。


2014年ブラジル大会

イングランド 1-2 イタリア

EURO2012準々決勝と同じ顔合わせとなった両者(EURO2012ではPK戦の末にイタリアが勝利)だが、イングランドは1-1で折り返して迎えた後半、マリオ・バロテッリに勝ち越し弾を許し敗戦。結局ブラジル大会では慣れない熱帯気候の影響もあり、予選敗退を喫している。