EURO ワールドカップ

あの強豪がまさかの敗退。これまでに行われた大国不在のW杯&EURO

イタリア代表、オランダ代表の欧州屈指の2ヶ国が不在となったロシアワールドカップ。イタリア代表にとっては60年ぶりの蚊帳の外で迎えるワールドカップとなった。今回は過去に大国不在で行われたW杯&EUROをご紹介する。

EURO2016(2016年フランス大会)

チーム:オランダ代表
予選成績:4勝1分5敗

主な選手:
・ヴェスレイ・スナイデル、
・アリエン・ロッベン
・ロビン・ファン・ペルシー
・クラース・ヤン・フンテラール
・ナイジェル・デ・ヨング
・メンフィス・デパイ

2014年のW杯で3位となり本選への出場は間違いないとみられていたが、まさかの予選敗退となったオランダ。ロッベン、スナイデルなど錚々たるメンバーを擁していたが予選はまさかの負け越しに。格下のアイスランド、チェコに至っては1勝も挙げられなかっあ。チェコ戦では10人のチェコに対しファン・ペルシーのオウンゴールで敗戦してしまうなど運にも見放されていた。

FIFAワールドカップ(2014年ブラジル大会)

チーム:スウェーデン代表
予選成績:6勝2分2敗

主な選手:
・ズラタン・イブラヒモビッチ
・キム・シェルストレーム
・セバスチャン・ラーション
・アンドレーアス・イサクソン

イブラヒモビッチを擁するスウェーデンはドイツと同組のグループCを戦った。やはりドイツには苦しみ1分1敗。オーストリアにも1敗し、プレーオフに進出する。プレーオフではポルトガルに連敗。イブラヒモビッチの検討もむなしく本選出場を逃している。イブラヒモビッチは「1つだけ確かなことは俺のいないW杯は見ない。価値がない」とコメントを残している。

FIFAワールドカップ(2010年南アフリカ大会)

チーム:ロシア代表
予選成績:7勝1分2敗

主な選手:
・イゴール・アキンフェエフ
・アンドレイ・アルシャヴィン
・アラン・ジャゴエフ
・ロマン・パヴリュチェンコ

ロシアはW杯予選をドイツと同組のグループDで戦った。順調に勝ち点を重ねるが、やはり立ちはだかったのはドイツだった。2戦とも敗戦し7勝1分2敗で惜しくもグループ2位となりプレーオフに進出した。プレーオフではスロベニアと激突。ファーストレグを2-0で折り返し、本選出場に王手をかけるもセカンドレグを0-1で敗戦。アウェーゴールの差で惜しくも本選出場を逃している。

EURO2008(2008年スイス、オーストリア大会)

チーム:イングランド代表
予選成績:7勝2分3敗

主な選手:
・ウェイン・ルーニー
・マイケル・オーウェン
・スティーブン・ジェラード
・フランク・ランパード
・ジョー・コール
・ジェイミー・キャラガー

本選本選出場はもちろんのこと、本選でも上位に食い込むことが予想されていたイングランド。クロアチア、ロシアなどと同組のグループEで予選を戦うこととなった。しかし、1位で通過することになるクロアチアに敗れるなど、7勝2分3敗で2位のロシアと勝ち点わずか1差で3位となりサッカーの母国はまさかの予選敗退となった。

FIFAワールドカップ(2006年ドイツ大会)

チーム:カメルーン代表
予選成績:6勝3分1敗(ナイジェリア)
     6勝3分1敗(カメルーン)

主な選手:
・ジェイ=ジェイ・オコチャ
・ヌワンコ・カヌ
・ジョン・オビ・ミケル
・サミュエル・エトオ

ジェイ=ジェイ・オコチャや・サミュエル・エトオを擁し、間近3大会で常連だったナイジェリア代表とカメルーン代表。2006年ドイツ大会も本戦出場が期待されていた。しかし、ナイジェリアはアフリカ最終予選でアンゴラに、カメルーンはコートジボワールに1位の座を奪われてしまい、予選敗退となってしまった。

FIFAワールドカップ(2002年日韓大会)

チーム:オランダ代表
予選成績:6勝2分2敗

主な選手:
・エトヴィン・ファン・デル・サール
・クラレンス・セードルフ
・ルート・ファン・ニステルローイ
・マルク・オーフェルマルス
・パトリック・クライファート
・フィリップ・コクー

クラレンス・セードルフやパトリック・クライファートなどを擁し、スター軍団だった2002年日韓大会時のオランダ代表。しかし、ヨーロッパ予選でポルトガル、アイルランドと同組になってしまい、まさかの3位で予選敗退となった。この時の監督はファン・ハールだ。

FIFAワールドカップ(1998年フランス大会)

チーム:ポルトガル代表
予選成績:5勝4分1敗

主な選手:
・ルイス・フィーゴ
・フェルナンド・コウト
・マヌエル・ルイ・コスタ
・ヌーノ・ゴメス

ルイス・フィーゴ、マヌエル・ルイ・コスタ、パウロ・ソウザ、フェルナンド・コウト、ジョアン・ピントらを筆頭とするゴールデン・ジェネレーション(黄金世代)であったポルトガル代表は本大会出場が当然視されていた。しかしヨーロッパ予選でドイツ、ウクライナに次ぐ3位で予選敗退してしまった。

FIFAワールドカップ(2018年ロシア大会)

チーム:イタリア代表
予選成績:7勝2分1敗

主な選手:
・ジャンルイジ・ブッフォン
・ジョルジョ・キエッリーニ
・マルコ・ベッラッティ
・ロレンツォ・インシーニェ

予選ではスペインと同組となり、7勝2分1敗の成績ながらプレーオフへと回った。しかし、スウェーデンとのプレーオフ第1戦で0-1と敗れ、第2戦もゴールを奪えずに予選敗退となった。イタリア代表がW杯で予選敗退を喫するのは60年ぶり、ブッフォンら2006年ワールドカップ制覇を経験した選手たちの最後の大会と見られていただけに、世界中に激震が走った。

FIFAワールドカップ(2018年ロシア大会)

チーム:オランダ代表
予選成績:6勝1分3敗

主な選手:
・フィルジル・ファン・ダイク
・ヴェスレイ・スナイデル
・アリエン・ロッベン
・ロビン・ファン・ペルシ

グループAでフランス、スウェーデンら難敵と同組となったオランダ。アリエン・ロッベン、ウェスレイ・スナイデル、ロビン・ファン・ペルシやクラース・ヤン・フンテラールらのベテランが招集され続け、2010年ワールドカップで決勝に進出した選手たちが招集メンバーが残り続けた。予選途中にダニー・ブリント監督が解任され、終了後にはアリエン・ロッベンらが代表引退を発表した。

名前:菊池大将
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幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

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