今季前半は絶不調で苦しんだミランが序所に調子を上げてきている。それに呼応するかのように上がり調子な選手がいる。21歳のイタリア世代別代表ミランDFダビデ・カラブリアだ。同選手がこれからの意気込みを語った。18日、『カルチョ・メルカート』が報じている。
古豪が復調の兆しを見せている。今シーズン開始前は大型移籍の数々もあり期待が大きかったミランはモンテッラ監督指揮のもとでの活躍が期待されていた。しかし今季前半は全てが空回りし、結果同監督は解任されたのが記憶に新しい。
そしてガットゥーゾ監督体制になってからも就任当初はごたつきがあったのは事実だ。たとえばセリエA最下位のべネベントにチーム初の勝ち点を与えたのもミランだ。その後もごたつきは続いた。しかし彼らは諦めなかった。
大きな兆しが見えたのはイタリア杯での宿敵インテルとの一戦だ。あきらめずに戦うことによって勝利をもぎとっている。そしてこのチーム同様にカラブリアの調子も上がり続けている。前節のクロトーネ戦では素晴らしい試合を見せている。
「成長しているかって?もちろん。最初のうちはいい状態を継続することが出来なかった。もちろん全力をつくしたけどね」
「今は大分それができるようになってきた。チームといい試合ができるようになってきているし成長はしていると思うよ」
カラブリアはミラン生え抜きの選手であり、同クラブは手塩をかけて育ててきた。そして今このように同選手自体もその成長を実感している。もちろん前半の不調を忘れたわけではない。同選手はその主な原因がフィジカルにあったと考えているようだ。
「結果かい?今になって出てきているのはしょうがないんだ。シーズン中こういう不調があると抜け出すのは難しい。身体的パフォーマンスをあげることによって、チームの調子も上がる。調子があがってきているのはそのためだよ」
ミランは21日の第21節でカリアリと対戦する。16位につけており、決して強敵ではない。しかし調子を上げ続けるためそして勝ち続けるためには重要な試合であることには間違いない。
「とても重要な試合だよ。これからもよいサッカーをし続けるためにはね。僕たちはここに来た。しっかりと練習もしたし、カリアリ戦への準備はできている」
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