(写真・動画提供 ボルクバレット北九州)
Fリーグ・ディビジョン2のボルクバレット北九州は27日、クラブの公式フェイスブックでスペイン人FPウーゴ・サンチェスの加入を発表した。ウーゴ・サンチェスは昨シーズンまでスペインリーグ1部のサンティアゴフットサルでプレー、キャプテンを務めていた。しかし昨シーズン、サンティアゴフットサルは勝ち点2届かず、2部降格が決定。2018/2019シーズン開幕前には、スペイン1部リーグの複数クラブから獲得オファーを受けていたが、今回、旧知の馬場源徳監督が指揮を執る北九州への移籍を決断したという。
スペインでは子供のころ、サッカーとフットサルを並行してプレーする選手が多いという。しかし6歳からフットサルを始めたウーゴ・サンチェスが、サッカーをプレーしたのは小学生のころの1年だけ。フットサルをプレーし続けた彼は若干16歳でアスカル・ルーゴの一員としてスペイン1部リーグにデビューする。その後、現フットサル日本代表のブルーノ・ガルシア監督の下でもプレーし、現バルドラール浦安のアルベルト・リケル監督ともプレーした経験を持つ。そんな彼にとって、海外移籍は初めてのチャレンジだ。
同時に、6節終了現在F2で北九州にとっても初の外国籍選手の獲得というチャレンジになる。北九州は「重大発表」としてスペイン人選手の加入を発表し、公式HPでインタビューを公開。今回はクラブの許可を得て、その内容を全文紹介する。
以下、クラブ公式フェイスブックでのFPウーゴ・サンチェスのインタビュー
──まずは一言自己紹介をお願いします。
サンチェス みなさん、こんにちは。私の名前はウーゴ・サンチェス・フローレスです。スペイン北部ガリシア州出身の29歳です。スペインリーグで11年間プレーした経験があります。日本に来れて光栄です。
──北九州の街はいかがですか?
サンチェス 日本に来て間もないですが、毎日の新しい刺激を楽しんでいます。新しい場所、レストラン、町並みなどをこれからも楽しみたいです。チームメート、フロント、コーチングスタッフの皆さんと少しずつ日本という国を知り楽しみたいと思います。
──フットサルは、いつから始めたのですか?
サンチェス フットサルを始めたのは6歳の頃です。それからずっとフットサル競技に従事してきました。もちろんフットサルが大好きで、これが私の情熱です。将来もずっとフットサルの仕事をしたいと願っています。プロのフットサル選手としては16歳の頃に「アスカル・ルーゴ」という当時のスペイン1部のクラブのトップチームでデビューしました。そこから11年間スペイン1部でプレーしました。今シーズンの新しい国、新しい文化、新しい仲間達、新しい言葉という環境でのチャレンジを嬉しく思っています。この経験を通してスポーツ選手としてだけではなく、人としても成長できると信じています。
──監督の馬場源徳氏との関係について。
サンチェス 今日、私がこの場所にいるのも馬場監督との出会いがあったからでしょう。私が最後にプレーしたサンティアゴフットサルに入団した1年目からの出会いですが、少しずつ築いた友人関係がベースとなっています。何よりも2人の共通点は同じフットサルスポーツへの情熱だと思います。この数年間、何度もミーティングや食事を重ねながら、フットサルの話題や北九州のプロジェクトの話などをしてきました。この新しいプロジェクトの話を聞きながら、私も興味を抱き始め、互いに難しい決断ではありましたが来日を決めました。家族や友人から遠く離れた土地にきましたが、日本そして北九州での未来に大きな希望を抱いています。先ほども話しましたが、この経験を最大に楽しみたいと思います。
──ボルクバレット北九州との関係について。
サンチェス チームに合流して、とても満足しています。新しいチームメート、フロント、コーチングスタッフのサポートのおかげで素早くチームに順応できそうです。そこには感謝の言葉しか見つかりません。ボルクバレット北九州には未来へのプロジェクトがあり、着実にプロジェクトは進んでいます。ですから私もそのプロジェクトに大きな期待を抱いています。
──日本のフットサルについて、どういう印象を持っていますか?
サンチェス 日本のフットサルですが、急激に成長しているという印象です。私もあまりFリーグには詳しくありませんが、今シーズンより日本フットサルの現状を知ることになるでしょう。2年前に東京にあるFリーグのクラブを訪れたことがありますが、トレーニングなどを見て良い意味でサプライズを受けたことを覚えています。スペインではFリーグなどの海外リーグの情報があまりないため、正確な評価ができない現状があります。私は北九州に合流したばかりですが、新しいフットサルの概念やトレーニングスタイルなどを早速楽しんでいます。文化だけでなく、スポーツ環境でも新しいことは全て学べることです。
──最後にファンの皆さまに一言。
サンチェス 日本のフットサルファンの皆さん、どうもこんにちは。試合会場でお会いできることを楽しみにしています。そして数多くのエキサイティングな試合をお届けしたいです。また日頃から会場に足を運ばれているボルクバレット北九州サポーターの方々には、この場をお借りして感謝の気持ちを伝えたいと思います。
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