新潟FW小見洋太のVAR要求話題「煽りだな」柏戦オフサイド判定に抗議

　アルビレックス新潟は7日にホームのデンカビッグスワンスタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第12節で、柏レイソルと対戦。0-0で終了したがビデオアシスタントレフェリー（VAR）なしで試合が行われただけに、オフサイド判定でのノーゴール判定に対する新潟所属FW小見洋太のVARジェスチャーが話題を呼んでいる。

　この一戦では、VARの機材が搭載された車両が、Jリーグによる手配ミスにより試合会場に到着しないことが判明。代替車の手配等を検討したものの、VARの設定にはスタジアムに車両到着後4.5時間程度の時間を必要とするため、キックオフまでに設定を終えることが難しいと判断。VARなしでの開催となった。

　そんな中、新潟は前半11分にコーナーキックのセカンドボールにFW鈴木孝司が反応。ペナルティエリア内で左足からのシュートでゴールネットを揺らしたが、オフサイドポジションにいたDF藤原奏哉がシュートを避けるように右足をあげたことから、副審はオフサイドと判定。ノーゴールで試合再開となった。

　この場面で、新潟の選手たちは鈴木のもとに駆け寄り喜びを爆発。しかしオフサイド判定に気づくと、鈴木が両腕を広げながら納得のいかない表情を浮かべたほか、小見はVAR要求のジェスチャーを披露。このシーンがツイッター上で拡散されると、「小見くん、VARないよ…」、「小見のVARジェスチャー面白い」、「小見のVARはほぼ煽りだな」といった声が上がっている。

　なおホームゴール裏の新潟サポーターは、試合前に横断幕を掲出。「ありえないミスでVAR実施できないJリーグが公平性？世界基準？秋春制？先ずは自分達の足元を見直せ」「審判頼むぞ！」というメッセージを通じて、今回のVAR手配ミスや秋春制移行案を批判している。